スイスという希望
「経済はあまねく、政治は影もなし」。19世紀スイスを表した言葉。その姿は今も健在。連邦国家で中央政府の権限は小さい。税の大半は地方税で、連邦税の割合は約20%。不満なら他の町の選択肢が多い。住民投票で政治に意思を直接反映でき、軍や兵役はあるが戦争を避けてきた。
Economics Everywhere, Politics Nowhere: Switzerland's Six Pointers Towards Hope For Western Civilization. - Center for Individualism
スイス銀行業の深慮
スイスの銀行は一部を除きオープンバンキングはリスクが大きいとして懐疑的だ。慎重さよりも便利さ、信頼できる経験よりも目新しさ、文化的伝統よりも市場の流行を重視するような銀行業には批判的だ。自動資産運用サービスは安い手数料にもかかわらず顧客獲得に苦労している。
FinTech, Robo Advisers, and the Soul of Swiss Banking | Mises Wire
銀行秘密の砦
スイス銀行業の秘密保持に対し風当たりが強いが、脱税と重大犯罪を除けば今なお健在だ。銀行の秘密保持は、法の支配が滅びたり風前の灯だったりする国に住む個人や家族を保護する。スイス政府は繰り返し、正当な顧客のデータを犯罪者や悪辣な政府から守る決意を表明している。
The Death of Swiss Bank Secrecy - LewRockwell
向上心と嫉妬心
貧困を解決する方法は、貧困層が勤勉と自己改善により豊かになる機会を妨げないこと。こう考える社会は向上心型社会である。今の向上心型社会には香港、シンガポール、韓国、スイス、チリなどが含まれる。米国はかつて向上心型社会だったが、最近は嫉妬型社会に変わってきた。
Why Aspirational Societies Are Better Than Envious Ones - Foundation for Economic Education
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