「銃を持ったこともない」新兵も 反攻に備え兵力温存と米紙報道
アンチウォー・ドット・コム
(2023年5月25日)
ウクライナは(東部ドネツク州の要衝)バフムトの戦いに、訓練を受けていない新兵を送り込み、近いとされる反攻に備え職業軍人を温存していた。米紙ウォールストリート・ジャーナルが25日報じた。
Ukraine Sent Poor, Untrained Men Into Bakhmut Meat Grinder to Save Better Forces for Counteroffensive
— Antiwar.com (@Antiwarcom) May 25, 2023
One man told The Wall Street Journal that he had never held a gun before he was sent into battle
by Dave DeCamp@DecampDave #Ukraine #Russia #Bakhmut https://t.co/Qby84mcXd7 pic.twitter.com/rKdRI4i8Ew
同紙は、動員されてからわずか数日後に、「肉挽き器」として知られるようになったバフムトに送り込まれた小グループの一員である男性に話を聞いた。
徴兵されたグループの16人のうち、11人が殺されるか、捕らえられた。同紙によると、多くはハリコフ地方北東部の村から来た貧しい男たちで、失業し、便利屋や地元資本の工場での交代勤務などの雑役に就いていた。
何人かは数年前か数十年前に軍事訓練を受けたことがあるが、戦闘経験のある者はいない。2月21日、前線に派遣されると聞いた際、未訓練を理由に命令を拒否すると脅した者もいたが、結局は派遣された。
そのうちの1人、ウラジスラフ・ユディン氏は、曹長に対し「銃を撃ったことも、持ったこともない」と言ったとジャーナル紙に語っている。「バフムトに行けば覚える」と言われたそうだ。
徴兵された兵士らはバフムトで血生臭い市街戦に参加した。多くは死亡したと思われているが、家族はロシア軍に捕まり、まだ生きているという希望を持ち続けている。
兵士らの証言は、戦闘がまだ続いている間に、最前線で戦うウクライナ人がメディアに語っていた内容と一致している。そこで語られたのは、支援も訓練も弾薬もほとんどないまま送り込まれた部隊の話だ。
米紙ワシントン・ポストが3月に取材したウクライナのある大隊長は、銃声を恐れて銃を撃とうとしない新兵が送られてきたと語った。
ウクライナを支援する西側がバフムトに資源を投入しないよう忠告したにもかかわらず、同国のゼレンスキー大統領はできる限り長くこの街に留まろうとしたが、この週末、民間軍事会社ワグネルとロシア軍によって完全に制圧された。
ワグネル創設者のプリゴジン氏は、この都市のために戦って命を落としたウクライナ人は5万人と推定しているが、その数は確定していない。また同氏は、バフムトで戦うために刑務所から5万人を募集し、そのうちの約20%が殺害されたと述べている。
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