2019-03-12

差別が消えない理由

差別が消えない理由
激しい性差別が減ると、社会で容認されることの範囲(オーバートンの窓)が変化し、「男女には好みの違ひがあり、だから選ぶ職業も違ふ」といった発言など、以前は差別とされなかった行為が突然差別とされる。それは認識の変化であり、性差別が減ってゐないことを意味しない。
Why Racism and Sexism Never Diminish—Even When People Become Less Racist and Sexist - Foundation for Economic Education

金持ちは貧困を救ふ
金持ちが金持ちになったのは、もともと贅沢品だった商品を大衆向けに大量生産し、高価な物を安くしたからだ。これで助かるのは貧困層である。金持ちが金持ちになるほど、貧困層を助け、貧しさがなくなる。富の格差を金持ちへの課税でなくさうとすれば、むしろ貧しさを増やす。
Surging Wealth Inequality Is Poverty's Greatest Enemy | Mises Wire

貧しい子こそ私立校へ
私立学校は裕福な国だけの贅沢品ではない。途上国でも評価が高まってゐる。インド、ナイジェリア、ガーナ、中国で行った調査によると、私立校は公立校よりクラスが少人数で、授業を休む教師が少ない。主要科目の試験成績も公立より良い。公立が上回るのは運動場の広さだけだ。
Private Education: The Key to Educating the Poor | Mises Wire

道路といふ劣悪サービス
交通事故死や渋滞が絶えない劣悪な道路。これが民営なら、政府は激怒し、利用者の安全を名目に国営化するだらう。しかし実際には道路は国営。そこで政府は言ふ。「速度を落とさう」「公共交通機関を利用しよう」「時差出勤や在宅勤務を取り入れよう」「交通規制を強化しよう」
Government Road Management: Is There a Better Way? | Mises Wire

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