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「反インフレ経済勉強会」開講のお知らせ

インフレは税の一種です。しかも普通の税よりも悪質な税です。ところが、この事実はよく理解されていません。それどころか、多少のインフレはむしろ良いことだという嘘が、現在主流の国家主義的な、誤った経済学(ケインズ経済学)や、そこから派生した極端な説 (MMT=現代貨幣理論など) によっ...

2025-03-18

また会う日まで

◾️自由主義研究所の山本勝市読書会に参加させていただき、多くの交流をもてたことに感謝しています。参加者も人柄の良い方々で、これが自由主義という原理原則にかかわる集まりでなければ、わだかまりなく、お付き合いを続けることができたでしょう。しかし、自由主義研究所がアルゼンチンのミレイ大統領を熱烈に支持し始めてから、私の中で当惑と失望が広がっていきました。
 ミレイ大統領の政策には多くの問題があります。内政に限っても、選挙活動中は中央銀行を廃止すると言っていたのに、就任後はそれをひるがえし、あれこれ言い訳をしています。それどころか、マネーの量を大幅に増やすインフレ政策を行っています。インフレは私有財産の侵害です。自由主義に反します。
 内政以上に問題なのは外交です。ミレイ大統領は、女性や子供を含むパレスチナの一般市民を大量殺害する、イスラエル政府を熱狂的に支持しています。イスラエルとパレスチナの間にどんな対立があろうとも、イスラエルの行為が人道に反するのみならず、生命・身体・財産の権利を擁護する自由主義に反することは、火を見るよりも明らかです。
 ミレイ大統領の政策には評価すべきものもあるでしょう。それなら、評価すべき点とそうでない点を冷静に分析するべきです。それがいやしくもシンクタンクを名乗る組織の役割でしょう。ところが実際には、ミレイ氏個人を英雄のように祭り上げ、「自由万歳!」と叫ぶ。その自由に、パレスチナで殺される子供の自由、徴兵されるイスラエル人の自由、税金をイスラエル向けの兵器に使われる米国民の自由は、入っているのでしょうか。そういうことを、考えたことがあるのでしょうか。
 これらの批判は、ミーゼス研究所やその関連のリバタリアン系サイトの記事にありますし、私もそのいくつかを翻訳し、自分のブログに載せてきました。しかし、自由主義研究所はそんな批判には無頓着です。あらゆることに目を配ることが難しいにしても、ある政治家個人を応援するのなら、お祭り騒ぎに興じる前に、最低限の調査と分析は必要でしょう。シンクタンクとしてのあるべき道に立ち返ることを願います。

◾️地元の神奈川減税会には勉強会の講師を任せていただくなど、お世話になりました。飲み会などで交流するメンバーは感じの良い方々で、自治体の無駄遣いに憤るなど、価値観も共通するものがありました。しかし、あるときから、インフレ政策を主張する金子洋一元参議院議員を強く支持するようになりました。インフレは税の一種ですから、「すべての増税」に反対する減税会であれば、本来なら反対すべきものです。インフレは現預金の価値を奪いますから、私有財産を擁護する自由主義にも反します。
 この問題について、神奈川減税会の中でどのような議論があったのか、知りません。おそらく、インフレが税であり、それを続ければ増税になるという認識が、十分浸透していないのでしょう。それは一般の人も同じだと思います。今回私が、インフレ批判に主眼をおく経済勉強会を立ち上げたのは、それを痛感したからでもあります。私は神奈川減税会を去りますが、私の発信が何らかの形で届き、インフレという税について認識を深めてもらえればと願います。

◾️神奈川減税会を通じて知り合った、大和市の星野翔議員は、まじめで偉ぶったところがなく、好感を抱いていました。それだけに、昨年、X(旧ツイッター)で岩倉竜也さんを侮辱する投稿をしたときには、非常に驚きました。岩倉さんの主張が気に食わないなら、小学生のような悪口を書き連ねたり、チェリー(童貞の意味)の画像を貼り付けたりするのでなく、理路整然と反論するべきだし、そのほうが減税に対する人々の理解を深めることにもなります。
 その後(今年1月)、あるパーティーで直接会う機会がありましたが、岩倉さんの一件については、あえて話しませんでした。和やかに言葉を交わすことができ、これならもう、私の友人である岩倉さんに対し、あんなことはしないだろうと安心しました。ところが、またやったのです。これはショックでした。
 信者でもない私がクリスチャンの星野さんにこんなことを言うのは不遜かもしれませんが、相手のことがどんなに気に食わなくても、口汚く罵るのではなく、和解を求めるのがイエスの教えではないでしょうか。
 今でも私は、星野さんが悪い人間だとは思えません。けれども、しばらく時間をおいたほうがよさそうです。いつの日か、気持ちよく再会できることを願っています。

6 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ロシアにまともな批判すらできないあんたが言えたことじゃないね。

木村 貴 さんのコメント...

ウクライナ戦争の嘘が色々暴かれつつあるときに、そういう情弱なことは言わないほうがいいと思います。

匿名 さんのコメント...

イスラエルはダメで、プーチンの横暴によって犠牲になったロシアの庶民の生活やウクライナ市民に対するロシア軍の虐殺は良いの?論理破綻に気づいてる?
現実世界に住んでる?

木村 貴 さんのコメント...

ロシアはダメで、ロシア系市民に対するウクライナ政府の虐殺はいいの? 現実世界に住んでる?
https://libertypressjp.blogspot.com/2023/03/blog-post_27.html

匿名 さんのコメント...

ロシアのプロパガンダを使った根拠に乏しいDD論で逃げないでね。ロシアは紛れもなく軍を使い武力を行使し虐殺を行いました。
また、様々な問題を引き起こしています。ロシア庶民の生活は?徴兵による強制奴隷制は?国家ぐるみの詐欺で外国人騙して戦地に駆り出している件は?これによって浪費される経済資源は?
これら全てプーチンによる横暴と強制で犠牲になっているのになぜ批判しないのでしょう?
リバタリアンってのはイスラエルやアメリカやウクライナは批判するが、ロシアによる横暴や強制は何がなんでも正当化するという単なるプーチン政府のオウム思想なんですか。(驚)

貴方は無政府資本主義という意味不明な思想の持ち主だと自称していますが、単なるネット右翼と同様、世に逆張り一方の政府の肩を持っているだけの国家主義者にすぎません。格好つけるのはやめましょう(笑)

匿名 さんのコメント...

あなたのように西側のプロパガンダに洗脳されて一方的にウクライナの肩を持つ人が多いから、それは嘘だと言っているだけです。洗脳された人とこれ以上続けても意味がないのでお引き取りを。