2016年1月26日火曜日

〔本〕三輪芳朗『誰にも知られずに大経済オンチが治る』


儲け主義は悪くない


消費者にとって有用で重要な活動は、「儲け」を追求する私的な誘因(利潤動機)である。「儲け」は金銭的な利益に限らない。たとえば、「ありがとう」と言われることによる満足も含まれる。それなのになぜ、利潤動機に支えられた活動に対して、「儲け主義」だなどという非難や罵声が投げつけられるのか――。経済学の基本に立ち返り、「儲け主義」の大切さを明快に説く。企業の「不祥事」が起こるたびに「儲け主義」への浅はかな非難が巻き起こる日本で、繰り返し読み返されるべき本。

<抜粋とコメント> 


"ルールを破るのは、「破る」方が「守る」という選択肢よりもより望ましい状態だからです。"
# 廃棄食品の横流しが起こるのは、スピード違反がなくならないのと同じ。

"第二次大戦前の時期(戦前期)の日本の経済発展を象徴する…綿紡績業の発展に政府はほとんど何も貢献していません。"
# 富国強兵というウソ。

"社会主義経済の歴史は「政府主導型」は経済発展に必ずしも適さないことを示します。日本だけが例外だというのでしょうか?"
# 所得倍増計画、日本列島改造論、アベノミクス……はすごいという幻想。

"われわれ一人一人が「共生」を大切だと考えていれば…「共生」の大切さをことさら叫ばなくても、「市場主義」の下で、自動的に「共生」が実現するはずです。"
# 共生とは、往々にして強制。

"企業が「儲け主義」でケシカランとしても、それを生み出しているのはわれわれ投資家・株主でもある消費者自身の評価基準なのです。"
# 評論家が罵る「ブラック企業」ほど、消費者は好き。とくに庶民は。

*寸評はアマゾンレビューにも投稿。
*抜粋とコメントはツイッターより転載。

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