注目の投稿

「反インフレ経済勉強会」開講のお知らせ

インフレは税の一種です。しかも普通の税よりも悪質な税です。ところが、この事実はよく理解されていません。それどころか、多少のインフレはむしろ良いことだという嘘が、現在主流の国家主義的な、誤った経済学(ケインズ経済学)や、そこから派生した極端な説 (MMT=現代貨幣理論など) によっ...

2015-06-18

商売なければ慈善なし

商売はよく冷酷非情に描かれる。これに対し、慈善は商売よりも倫理的に優れているとみられている。だがこの見方は正しいだろうか。

慈善が人を助けるのはたしかだが、商売は慈善よりもはるかに大きな貢献をしている、とライターのスティーブ・パターソンはいう

慈善がおこなうのは富の分配である。つまり誰かの余りで誰かの不足を埋め合わせる。一方、商売は人々が高く評価する物やサービスを売ることにより、富を生み出す。


まず商売で富を生み出さなければ、慈善で何も分配することはできない。人間は何もしなければ貧しいのがあたり前だということを、先進国ではすぐ忘れてしまう。

慈善でハンバーガーを配ると、ほめたたえられる。しかしそのハンバーガーは農家、肉屋、トラック運転手、コック、技術者、実業家がいなければ、作ることはできない。商売に携わる彼らは慈善家と同じく、賞賛されるべき人々なのだ。

0 件のコメント: