汝奪うなかれ
フランシスコ教皇は政府による富の再分配強化を求める。だが再分配で社会の気遣いや人々の同情心を育むことはできない。むしろ集団と集団とを争わせ、社会構造を破壊し、不調和と依存の文化を生む。真の思いやりは自発的な慈善であり、人の金を奪って他に与えることではない。(ザ・ヒル)
他人の金で善行
総理が切った次のカード。困窮家庭のほか、自殺相談の民間団体に支援も。財源は予備費から5000億円超。喝采する人、不満な人、いろいろだろう。でも覚えておいたほうがいい。この対策費、菅さんの金じゃない。国民の金だ。人を助けるために別の人から金を奪えば、憎悪を生む。
国家に期待するな
誰もがいつ「国家から切り捨てられる側になるかわからない」と危ぶむ柳美里さん。でも知っておいたほうがいい。国家は優しいボランティアじゃない。弱い人を助ける気など、はなからない。助けるふりをするのは、国民から多くの金を巻き上げるため。弱者は都合次第でお払い箱。
国家によらない福祉
1920年代米国では男性の少なくとも三人に一人が民間の共済組合に加入し、計九十億ドル以上の生命保険に入っていた。失業保険も充実していた。組合員の医療費は安く、二ドル(ほぼ日給分)払えば一年間、医師に軽い手術も含め治療してもらえた。非組合員だと一度の診察で二ドルだ。(ミーゼス研究所)
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