2020-05-25

大恐慌前夜?

大恐慌前夜と現在の米経済の類似点。FRBの大幅な金融緩和による消費者物価の緩やかな上昇。通貨供給量の増加は1921-29年が60%、2009-19年がなんと480%だ。経済学者たちは視野が狭く、消費者物価ばかりに注目し、株式など資産価格を含む広義のインフレを正しく認識しなかった。
How Government Intervention Triggers Depressions | Mises Wire

多くの賢い人が欺かれ、景気刺激策という誤った道へと向かう。経済の表面しか見ていないからだ。GDP、消費者支出、失業率。経済活動の結果だけを見て、価値と富の源泉といった、より深い関係を見ていない。この浅はかな経済的思考が、膨張する財政刺激という愚行につながる。
Why Government Stimulus Is Bad Policy - Foundation for Economic Education

デフレやインフレがいつどの程度起こるかわからない。変数が多くて正確な予測は無理だし、政治家の判断はとくに予想困難だ。個人にできる備えは、財産の一部を金、原油、銅、アルミなど価値がゼロにならない実物資産への権利にしておくこと。流動性の高さと国際分散が重要だ。
Deflation or inflation: COVID-19 economic chaos - Washington Times

資源は交換できる。スミスは1週間分の労働をジョーンズに提供し、ジョーンズはスミスに衣食をいくらか与える。交換の条件が価格だ。貨幣経済では価格は金銭で表示される。貨幣経済に暮らす人々は、労働の時給や自家用車、住宅など自分のもつ資源に関する相場感覚が養われる。
The Remarkable Blessings of the Price System – AIER

0 件のコメント: