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2026-04-04

無差別攻撃の歴史

‘Bomb back to the Stone Age’: US history of threats and carpet bombing | US-Israel war on Iran News | Al Jazeera [LINK]

【海外記事より】トランプ米大統領は先日、イランに対して「石器時代に戻るまで爆撃する」と警告し、ヘグセス国防長官もこの発言を支持する姿勢を見せました。「石器時代に戻す」という表現は、一般的に絨毯爆撃によって現代的なインフラをすべて破壊し、未開の状態に追い込むことを指します。専門家によれば、現代社会を特徴づけるエネルギー施設や通信網、医療、教育機関などを無差別に攻撃することは国際人道法で禁止されており、こうした脅しは民間人を標的にした重大な戦争犯罪を示唆するものとして批判されています。

しかし、米国が軍事作戦においてこのような過激な脅しを用い、実際に実行してきた歴史は決して新しいものではありません。この言葉の起源は、1965年に米空軍のカーチス・ルメイ氏が北ベトナムに対して放った言葉に遡ります。ルメイ氏は第二次世界大戦中、日本の都市への絨毯爆撃を指揮し、数十万人の犠牲者を出した人物としても知られています。ベトナム戦争では、ニクソン大統領がハノイなどに対して大規模な爆撃を命じたほか、カンボジアやラオスでも激しい空爆が行われ、膨大な数の民間人が犠牲となりました。

1990年代以降も同様の脅しは繰り返されています。1991年の湾岸戦争では、当時のベイカー国務長官がイラクの外相に対し、クウェートから撤退しなければ「石器時代に戻るまで爆撃する」と警告しました。米国は精密誘導兵器によるピンポイント攻撃を強調しましたが、実際には大量の無誘導爆弾も投下され、都市のインフラに甚大な被害を与えました。また、2001年の同時多発テロ後には、米国の高官がパキスタンのムシャラフ大統領に対し、対テロ戦争に協力しなければ「石器時代に送る」と迫ったという証言も残っています。

米国の爆撃の歴史はさらに古く、朝鮮戦争では北朝鮮の建物の80%以上、発電能力の95%が破壊されたと言われています。イランは米国が誕生する1000年以上前から高度な文明を築き、科学や哲学を発展させてきた歴史ある国です。今回のトランプ大統領の発言は、単にイラン政権を打倒するだけでなく、その社会や国民全体を攻撃対象とする姿勢を鮮明にしたものとして受け止められています。過去のベトナムや朝鮮半島、イラクでの事例が示す通り、米国のこうした修辞は単なる脅しに留まらず、しばしば壊滅的な武力行使を伴ってきたという背景があります。

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