奴隷制がなくなり、圧制者は犠牲者に露骨な暴力は振るわなくなった。さすがにそれくらいの分別はできるようになった。圧制者と犠牲者はいなくなっていないが、その間に仲立ちする者がいる。それが政府であり、法律だ。(エコノミスト、フレデリック・バスティア )
政府とは大いなる虚構である。人は政府を通じ、自分以外の全員を犠牲にして生きようとする。(同)
政府は国民から信用されるメリットを十分心得ている。喜んで国民全員の運命を支配しようとする。たくさん奪い、その多くを自分のものにする。職員数を大幅に増やす。特権にあずかる仲間を広げる。多くを奪いすぎて自滅する。(同)
政府を通じて互いに奪い合えば、お互いさまだからといって盗みでなくなるわけではい。合法で秩序立っているからといって罪でなくなるわけではない。公共の利益を何も増やさない。むしろ政府という仲介者のコストの分、減らしてしまう。(同)
もし政府が慈善家になりたければ、増税しなければならない。もし増税しなければ、慈善家になるのは控えなければならない。(同)
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