2017年4月27日木曜日

産業革命は暗黒だったか

次より抜粋。
John Majewski, The Industrial Revolution: Working Class Poverty or Prosperity?
(産業革命――労働階級は貧しくなったか、豊かになったか)

産業革命に関する悲観的な解釈(pessimistic interpretations)は、広く流布しているにもかかわらず、根拠がない。実質賃金の上昇に伴い、生活の量的(物質的)水準が上昇し、死亡率が低下していることは、生活の質的(社会学的)水準の改善を示す。

実質賃金がどれだけ上昇したかは議論があるが、最近の研究によれば、ブルーカラー(blue-collar)の実質賃金は1810年から1850年に倍増した。1780年の1人あたり11ポンドから1880年に28ポンドまで上昇したとする研究もある。

児童労働(child labor)の存在は否定できないが、ほとんどの悲観主義者は、その規模と子供の健康への影響の両方を誇張している。彼らの根拠の多くは、工場制度を調査した政府委員会の非常に有名な、しかし非常に不正確な報告書に由来する。

〔産業革命による〕進歩を妨げたのは政府の介入だった。その中で最も大きかったのは、長期間にわたる激しい戦争である。1760年から1815年まで、英国はフランスやアメリカ植民地(American Colonies)との間でつねに戦争を行っていた。

戦争は生活の質を低下させる唯一の政府介入の形ではなかった。東インド会社(East India Company)やカトラー名誉組合などの政府独占企業は、経済効率と成長を低下させた。あらゆる外国商取引と貿易は、大規模な政府規制と争うことを強いられた。

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