2024-10-07

素朴な政府信仰

オーストリア学派経済学は自由な市場に対する素朴な信頼だと非難される。しかし素朴なのは、利己的な官僚集団が最善の方法を知っていると信じることのほうだ。インフレ政策が不動産バブルを膨張させて起こった2008年の金融機関など、過去の大失敗はすべて政府の介入の結果だ。
Simple Counters to Simplistic Critiques of Austrian Economics | Mises Institute [LINK]
オーストリア学派のメンガーは、経済学は人間の選択の性格から論理的に導かれる科学だと主張した。一方、シュモラーらドイツ歴史学派は経済学に理論は存在しないと主張。経済学の要諦は、政府が労働者福祉を促進する方法を、今でいう統計学を駆使して決定することだと考えた。
Economically-Illiterate Policy Proposals Are Popular, And Economists Are to Blame | Mises Institute [LINK]

顧客がいなければ、商品を生産する必要もなく、社会で何が必要で何が必要でないかを決める必要もない。もし経済の世界から顧客を消し去ったら何が起こるだろうか。市場経済から管理経済へと移行する。管理経済では消費者と消費は存在するが、自発的な顧客としては扱われない。
The Customers and Their Enemies | Mises Institute [LINK]

米国の政治家は民主党も共和党も、以前の政策によって起こされた問題を「修正」しようとする政策を提案する。その政策がさらなる損害を引き起こし、「修正」政策が無限に繰り返される。その結果、混沌とした非効率的な混乱が生じ、繁栄する自由市場の可能性は埋もれてしまう。
Kamala's Housing Plan Will Make Housing Even More Expensive | Mises Institute [LINK]

カマラ・ハリスは共産主義者ではない。介入主義者だ。だから危険なのだ。介入主義は少数の政治階級が市場経済への介入政策を利用し、富を自分たちの懐に移す。共産主義は介入主義よりも悪質だが、大統領府に共産主義者がいても、米国を共産主義国にすることはできないだろう。
Kamala Harris Is Not a Radical Communist, but That Makes Her Even More Dangerous | Mises Institute [LINK]

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