2023-01-05

古代ローマの経済破壊

古代ローマ帝国のディオクレティアヌス帝は現物課税を導入した。税の支払いとして、価値がなく質の落ちた貨幣を受け取らないようにしたのだ。多くの納税者は土地や職業に縛られ、徴税時に政府が要求する製品を生産しなければならなくなった。 こうしてローマの経済構造はますます硬直化した。
How Roman Central Planners Destroyed Their Economy - Foundation for Economic Education [LINK]
中世後期以降、国家は社会のあらゆる組織に対し独占的な権力を行使するようになった。教会も国家権力の下に置かれ、国家による結婚の統制はその重要な部分だった。今では当たり前のようになった結婚の国家管理も、権力がほとんど制約を受けない近代の舞台を整えた、国家建設の一側面でしかない。
How the State Seized Control of Marriage | Mises Wire [LINK]

英哲学者ジョン・ロックの思想は、アメリカ建国思想の元となった。不可侵の権利とは、政府の給付に対する権利ではなく、生命、自由、財産に対する権利である。革命の権利とは、国民は専制政治に抵抗し、変更し、廃止する権利を持っているという考え方である。その思想は暴君には脅威だった。
The Most Dangerous Man in the World - Foundation for Economic Education [LINK]

アダム・スミスの時代には、政府が裁判を事実上独占していたにもかかわらず、スコットランドやイングランドの農民は、今日よりも多くの法の選択肢を持っていた。当事者は地方法、荘園法、郡法、教会法、商人法、大法院(衡平法上の救済と金銭賠償)、コモンローの法廷を利用することができた。
The Realistic Market for Private Governance | Mises Wire [LINK]

奴隷制の時代、無能な白人に農園の管理を任せるのは農園主にとって損だった。そこで盛んに黒人を雇った。雇用主はイデオロギーとは関係なく、質の高い労働力を好む。人種差別が容認されていた時代でさえ、人種差別主義者の農園主は無能な白人より有能な黒人を選び、同業者を悔しがらせたのだ。
Capitalism Is Not Racist; Capitalism Undermines Racism | Mises Wire [LINK]

クリーブランド米大統領(第22、24代)にとって、消費者に必要以上に課税するのは道徳的に忌まわしく、政府の憲法上の権限に反するものだった。「政府の徴収の権利は実際に必要なものに限られており、政府の保護に必要な金額を超えて国民から徴収するのは強盗に等しい」と選挙演説で述べている。
Grover Cleveland Presented the Best Example of a True Liberal Populist | Mises Wire [LINK]

泥棒といえば、誰も見ていないところで仕事をするものだと思われている。しかし最も成功した泥棒は、持ち主が家にいる間に、ほとんど発見できないような巧妙な手口で、平然と、大規模に盗みを働く。1913年12月23日、ウィルソン米大統領が米中央銀行の設立法に署名し、そのような盗みが始まった。
Woodrow Wilson's Christmas Grift of 1913 | Mises Wire [LINK]

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