2021-09-16

政府は寄生する

Against the State: An Anarcho-Capitalist Manifesto (English Edition)

政府を企業のように運営することはできない。社会は利益と損失という試験によって資源配分を決定するが、官公庁はその手段がないため、生産の対象、数量、場所、方法をどう決めればよいかわからない。(ミーゼス研究所創設者兼会長、ルウェリン・ロックウェル)

政府は国民をそそのかし、道徳のルールには二種類あると信じ込ませる。一つは子供の頃に学ぶもので、暴力や盗みを禁じる。もう一つは政府だけにあてはまるもので、政府だけがあらゆる手段で穏やかな人々を攻撃してよいとする。

政府は国民に国旗を振り、国歌を歌って政府を称えるよう教える。それによって、政府による収奪や非道に抵抗するのは反逆だという考えを助長する。

政府とは国民に寄生し、その富を食い物にする組織である。反社会的で略奪をなりわいとする本性を、公益という隠れみのに隠している。

経験の示すところによれば、「小さな政府」は不安定な均衡だ。政府は規模を拡大して権力と富を増やせるなら、小さなままでとどまることに興味はない。

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