2021-09-15

社会は自由、政府は暴力

Liberty and Property (LvMI) (English Edition)

社会の本質とはサービスを互いに交換することだ。個人は選択の機会がある限り、自由である。暴力やその脅しによって交換の条件を諦めるよう強いられたなら、どう感じるかにかかわらず、自由ではない。(経済学者、ルートヴィヒ・フォン・ミーゼス)

政府の本質は自由の否定である。政府は暴力や暴力の脅しに訴え、すべての人々を自分の命令に従わせようとする。それを人々が望もうと望むまいとだ。政府の支配圏が広がるにつれ、増えるのは強制だ。自由ではない。(同)

政府は自由とは正反対である。人を殴り、投獄し、縛り首にする。政府が何をなそうと、最後に支えるのは武装した警官の行動だ。政府が学校や病院を運営すれば、必要な財源は税によって集める。つまり市民に支払いを強要する。(同)

経済権力の集中という議論は無益だ。大きな企業ほど、より多くの人々に奉仕し、消費者・大勢・大衆を喜ばせることが大きなよりどころになる。経済権力は、市場経済においては消費者が握っている。(同)

産業のイノベーションが官僚によって考案・実践されたことはかつてない。経済を停滞させたくなければ、今はそれが誰かわからなくても、人間をもっと満足できる状況に導くことのできる創意工夫を備えた人々に、行動の自由を与えなければならない。(同)

<邦訳書>

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