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「反インフレ経済勉強会」開講のお知らせ

インフレは税の一種です。しかも普通の税よりも悪質な税です。ところが、この事実はよく理解されていません。それどころか、多少のインフレはむしろ良いことだという嘘が、現在主流の国家主義的な、誤った経済学(ケインズ経済学)や、そこから派生した極端な説 (MMT=現代貨幣理論など) によっ...

2020-09-11

消費者の投票

消費者は商品を買ったり買わなかったりすることで、あたかも国民投票を日々繰り返すように、起業家を選ぶ。それによって誰が資本を持つべきか、どれだけ持つべきかを決める。
Ludwig von Mises, Profit and Loss

市場経済を批判し、商品Pは不可欠で商品Qよりはるかに重要だから、Pの生産を増やしQの生産を制限するべきだと主張する者がいる。彼の主張は消費者の価値観と合わない。彼は独裁者になりたいのだ。生産は大衆の要望ではなく、自分の独裁的な裁量で決めるべきだと考えている。
Ludwig von Mises, Profit and Loss

普通の有権者は、自分の目標を達成するのに適した政策と、そうでない政策を区別するだけの洞察力がない。思考の長い筋道を検証することができない。政策がもたらす短期の影響について多少の意見を持つのがせいぜいで、長期の影響については論じることができない。
Ludwig von Mises, Profit and Loss

商品を買うか買わないかを決めるのは、今現在の欲求を満たしたいという消費者の望みがすべてである。消費は政治の選挙と違い、選んだ手段の効果が後にならないとわからないことはない。すぐに満足できる商品の中から選択する。
Ludwig von Mises, Profit and Loss

著者 : Ludwigvon Mises
Ludwig von Mises Institute
発売日 : 2011-08-03

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