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「反インフレ経済勉強会」開講のお知らせ

インフレは税の一種です。しかも普通の税よりも悪質な税です。ところが、この事実はよく理解されていません。それどころか、多少のインフレはむしろ良いことだという嘘が、現在主流の国家主義的な、誤った経済学(ケインズ経済学)や、そこから派生した極端な説 (MMT=現代貨幣理論など) によっ...

2020-01-29

昔は良かったの嘘

欧州では19世紀まで、貧困層が着たのは洗いにくい毛織りの服や下着で、衛生状態が悪化。大半の人は鶏、牛、豚などの家畜と一緒に寝起きした。泥棒や獣から守るためだ。家畜の排泄物を肥料に使ったが、めったに手や服を洗わないので伝染病が流行し、死亡率上昇の一因となった。
The romantic idea of a plentiful past is pure fantasy - CapX

シュンペーターは、積極財政を唱えるケインズの理論をこう皮肉った。フランス革命前夜の歴史は書き直されるだろう。ルイ15世はたいそう見識ある国王で、財政支出を刺激する必要を感じ、ポンパドール夫人ら浪費の専門家を雇い、そのおかげで完全雇用と繁栄がもたらされた、と。
Joseph A. Schumpeter, Outsider Looking In – The Future of Freedom Foundation

経済学でいう、人は利己的に振る舞うとは、強欲、浅はかで視野の狭い物質主義者であるという意味ではない。人の自己利益はほぼその子供の利益を含むし、完全ではないにせよ、家族や友人、隣人、同僚の利益とも重なる。利己的とは、人には自分で選んだ目標があるということだ。
New and Improved Economics? Don’t Believe It – AIER

経済学者ハイエクは通貨と国家の分離を唱えた。憲法を改正し、宗教と国家の分離と同様の条項を盛り込むのだ。社会に自由・平和・常態・繁栄・調和をもたらすには、健全な通貨に基づく貨幣制度が欠かせない。自由市場の原則に基づく貨幣制度こそ、そのような社会を実現できる。
Freedom and Prosperity: The Importance of Sound Money – The Future of Freedom Foundation

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