2020-01-12

寛容の土壌

同性愛は今でも多くの国で犯罪とされる。同性愛への寛容な態度は、都市化、教育、所得水準と相関関係にある。相対的に裕福な人々は、自身の生存を心配しなくて済み、公正を気にかける。性的少数者に対する寛容な態度は、社会が豊かになることに伴う、歓迎すべき副産物なのだ。
Progress on gay rights is real, but far from uniform - CapX

あらゆる人間社会は農業の開始以来、社会集団の分断が生じた。一方は支配集団で、権力の行使によって収入と地位を手に入れる。もう一方は生産集団で、取引と生産によって富を生み出す。もちろんこの分断はそれほどはっきりしているわけではないが、現実に存在するのは確かだ。
Why We Are Wealthy – AIER

行動経済学では、企業年金に加入したい従業員だけが加入する場合、全員に加入させ嫌なら退会する場合に比べ加入率が低いのは、人間が不合理だからと言う。しかし加入の是非を考えるコストは今必要なのに、受給のメリットは将来の話だ。ならば決定先送りは不合理とは言えない。
Why Paternalists Keep Calling Us "Irrational" | Mises Wire

民間企業や個人、慈善団体による就業支援が失業者に復職のチャンスを与えることに力を入れるのに対し、政府は納税者のお金で「セーフティネット」をつくるが、受給者の自立には役立たない。むしろ給付を維持するために増税しなければならず、企業や労働者から働く意欲を削ぐ。
Lyft’s Job Access Program Shows How the Market Provides Help Government Can’t – AIER

0 件のコメント: