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「反インフレ経済勉強会」開講のお知らせ

インフレは税の一種です。しかも普通の税よりも悪質な税です。ところが、この事実はよく理解されていません。それどころか、多少のインフレはむしろ良いことだという嘘が、現在主流の国家主義的な、誤った経済学(ケインズ経済学)や、そこから派生した極端な説 (MMT=現代貨幣理論など) によっ...

2020-02-15

民主主義は理想か / 世論による支配(ヒューム)

民主主義が理想に値しない理由。理想とは個人の権利を侵してはならない。人々の望みに敏感でなければならない。人々の選択が尊重されなければならない。政策についてよく知り、深く考える動機を与えなければならない。多数決で生活を左右しないよう限定的でなければならない。
Why Democracy Doesn't Give Us What We Want | Mises Wire

ハンザ同盟の非公式の首都は欧州一豊かなリューベックで、自身で5万人の傭兵を擁したが、政治権限はなかった。同盟には統一した政治組織はなかった。加盟・離脱は商人たちの取引の利益によって決定された。はっきりした行政施設は存在しなかったし、徴税の組織さえなかった。
The Hanseatic League: An "Empire" of Commerce | Mises Wire

デビッド・ヒュームは、なぜ権力者は少数なのに多数の人々を支配できるのか、と問いを立てた。彼の答えは「世論」である。つまり、多数の人々が支配者は正当だと信じているから、その座は安泰なのだ。だから支配者が多数の人々を従わせるためには、最小限の暴力でこと足りる。
David Hume ponders why the many can be governed so easily by the few and concludes that both force and opinion play a role (1777) - Online Library of Liberty

英社会学者スペンサーによれば、暴力に基づく軍事型社会は平和な取引に基づく産業型社会へと移行する。古い支配層は権力を手放すまいとして、外国人に対する「憎しみの宗教」を人々に吹き込む。それによって大規模な軍隊を正当化し、経済の主要部分への支配を続けようとする。
Herbert Spencer on the State’s cultivation of “the religion of enmity” to justify its actions (1884) - Online Library of Liberty

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