*ソーントン編『ミーゼス引用句集』(
The Quotable Mises)より。
<抜粋>
インフレーション(通貨膨張)は資本を食う活動を生みやすい。その結果、経済計算(economic calculation)と会計をゆがめる。実体のない見せかけだけの利益をもたらす。
インフレーションが極限まで行き着くと、その通貨による後払い契約(deferred payments)は完全に姿を消す。
金融が緩和され通貨量が膨張すると、庶民は不運なとき(less propitious days)に備えて貯蓄しておく気持ちが削がれる。
インフレーションは本質的に反民主的(antidemocratic)である。
国民の操縦を支持する人々は、インフレーション政策なしにはやっていけない。そうでないと、ばらまき財政(reckless spending)をやったり、有権者に気前よく補助金や賄賂を配ったりできない。
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