2020-02-05

解決策のコスト / 治安サービスの欺瞞(シニア)

トレードオフは経済学の核心だ。あらゆる行動は選択であり、より良い選択をするには、どのような選択肢があるかを知らなければならない。コストを考慮せずに解決策を示すことなら誰でもできるが、現実的な解決策とは言えない。後でむしろ問題を悪化させるかもしれないからだ。
The True Costs of Bad Economists, Explained | Mises Wire

自由な市場経済では、株主の利益のために生産すること自体、あらゆる関係者にとって利益となる。従業員を雇うには、他社より多くの利益を提供しなければならない。そうしなければ他社に行かれてしまう。企業が繁盛し、多くの人を高い賃金で雇うことは、地域が繁栄する基礎だ。
Shareholders, Not "Stakeholders" | Mises Wire

治安・防衛サービスの分業は奇妙だ。サービスを提供する政府は権力を持つ。サービスを受ける国民は自分を守る手段と意思をほぼ失う。この状況では、通常の取引原則は通用しない。政府は正当な対価だけでなく、暴力と恐怖でできるだけ巻き上げようとする。(ナッソー・シニア)
Nassau Senior argues that government is based upon extortion (1854) - Online Library of Liberty

今日、国家と社会の区別は、概念上も組織上もなくなった。国家という権力機構が実はむしろ社会の敵であり、国家と社会の利益が相反するとは、人は考えもしない。近代以前は、国家はつねに監視されなければならず、有害な性向が組み込まれていることは、自明の理とされていた。
What Is Statism? | Mises Institute

0 件のコメント: