注目の投稿
「反インフレ経済勉強会」開講のお知らせ
インフレは税の一種です。しかも普通の税よりも悪質な税です。ところが、この事実はよく理解されていません。それどころか、多少のインフレはむしろ良いことだという嘘が、現在主流の国家主義的な、誤った経済学(ケインズ経済学)や、そこから派生した極端な説 (MMT=現代貨幣理論など) によっ...
2026-06-05
米エネルギー支配の終わり
米国株に下落リスク
法定通貨から金へ
「非愛国的」とトランプ氏
共和党、大敗へ
執着が招く悪夢
【海外動画より】米国による対イラン政策の失敗と、それが世界経済にもたらす深刻な危機について、ジャーナリストのクリス・ヘッジズ氏が独自の論考を通じて詳細に分析しています。ヘッジズ氏は、現在のトランプ政権によるイランへの軍事介入が、かつてのベトナムやアフガニスタン、イラクでの失敗と同様に、敵対国の過小評価と帝国の権力限界に対する誤認に基づいていると指摘しています。開戦後、イラン側から提示された和平案は、米軍の地域からの撤退や制裁の解除、凍結資産の返還などを求める実質的な降伏勧告であり、米国やイスラエルにとって受け入れがたい屈辱でした。結果としてイスラエルによるレバノンへの大規模な空爆をはじめとする軍事行動の応酬が続き、和平への道は遠のいています。
イランは世界の原油と液化天然ガスの約20%が通過するホルムズ海峡の封鎖を維持しており、これにより世界経済に深刻な打撃を与え続けています。国際連合や世界銀行のデータによると、窒素肥料の価格急騰による食料コストの上昇や、半導体製造に不可欠な原材料の不足が世界的な製造業の停滞を招いています。特に日本は原油輸入の約95%をペルシャ湾に依存しているため、2度にわたり戦略石油備蓄を取り崩す事態に追い込まれました。アジアやアフリカの国々では、燃料不足や物価高騰によって何百万人もの人々が深刻な貧困に陥るリスクに直面しています。
米国自身はエネルギーの純輸出国であるため、国際的なショックからは比較的隔離されているものの、国内のガソリンや軽油の価格は40%以上も上昇しています。トランプ大統領はSNS上で強硬な発言を繰り返し、軍事力による敵の壊滅を主張していますが、現実の戦況での進展は見られません。開戦初期にイランの最高指導者などの要人が暗殺されたものの、イランの新たな指導部はより強硬な姿勢を示しており、海峡を通過するタンカーから中国人民元での支払いを徴収するなど、ドル覇権への挑戦を強めています。
米国政府は地域へのさらなる兵力増強を進めており、数千人規模の海兵隊や最新鋭戦闘機、さらには追加の陸軍部隊の派遣を検討しています。しかし、イランの主要な石油ターミナルへの地上攻撃などを強行すれば、世界経済に壊滅的な衝撃を与えることは必至です。ヘッジズ氏は、敗北を認めない政府の執着が世界を大恐慌へと押し進めており、帝国の衰退とともに多くの罪のない人々がその犠牲になっている現状を強く批判しています。
Trump’s Iranian Nightmare - YouTube
欧州に報復も
AIバブルの崩壊近い
半導体戦争、米は勝てず
【海外動画より】米国と中国の経済戦や先端技術をめぐる対立、そして世界的な金融市場の構造変化について、金融アナリストのショーン・フー氏が独自の視点から現在の状況を詳しく解説しています。フー氏は、中国による米国債の売却が象徴するように、中国側が米ドルの経済圏から実質的に離脱しつつある現状を指摘しています。直近の1ヶ月だけでも中国は約400億ドル規模の米国債を売却しており、もはや米国経済と過度に緊密な関係を維持する利点を見出していません。米国は紛争などを通じて中国への原油供給を制約し、経済的な包囲網を築こうと試みていますが、中国の電力の大部分は石炭や再生可能エネルギーで賄われているため、その打撃は限定的です。
また、エネルギー市場の緊迫化は米国自身にも深刻な反動をもたらしています。原油価格の高騰によって大手石油企業は莫大な利益を上げているものの、米国内のインフレ率は2.4%から3.8%へと急上昇しており、一般市民の生活コストを圧迫しています。金利の高止まりやエネルギーコストの上昇は、トランプ政権が主導する人工知能エコノミーやデータセンター建設のバブルを維持することを困難にしています。トランプ大統領の外交をめぐる一貫性のない発言は市場の混乱を招いており、債務の膨張が続く米国経済の脆弱性を一段と高める結果となっています。
さらに、ハイテク分野における半導体戦争も米国の意図とは異なる展開を見せています。米国が中国のIT大手を排除しようと半導体の供給を遮断した結果、中国側は独自の技術革新を余儀なくされました。最近ではファーウェイが2031年までに最先端の半導体製造を可能にする技術的なブレイクスルーを発表しており、米国や台湾の主要企業に対抗できる能力を着実に構築しています。圧力をかけることで逆に中国国内の自給自足と技術的な自立を急速に促してしまい、米国主導のテクノロジー包囲網の限界が浮き彫りになりました。
このような地政学的な激変期において、個人が資産を防衛し成長させることは極めて難しくなっています。あらゆる市場がバブル的な高水準にある中、特定の資産に資金を集中させることは非常にリスクが高いため、フー氏は現物の金や人民元建て資産、国際株式などへの多角的な分散投資の重要性を説いています。将来的な原油や肥料の供給不足がもたらすインフレリスクに備え、一強体制が揺らぐドルの信用に依存しない実物資産をポートフォリオに組み込むことが、長期的な富の保全において不可欠な戦略となっています。
Sean Foo: Chip War Escalates, China Sells U.S. Treasuries & the AI Bubble Begins to Crack - YouTube