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「反インフレ経済勉強会」開講のお知らせ

インフレは税の一種です。しかも普通の税よりも悪質な税です。ところが、この事実はよく理解されていません。それどころか、多少のインフレはむしろ良いことだという嘘が、現在主流の国家主義的な、誤った経済学(ケインズ経済学)や、そこから派生した極端な説 (MMT=現代貨幣理論など) によっ...

2016-01-29

異次元からの帰り道

# 魔法使いセントラルバンカー様、めくるめく異次元の世界に連れて行ってくれてありがとう。ところで、帰り道はわかっているんでしょうね?
--日銀 新たな金融緩和策決定 当座預金金利マイナスに
https://newspicks.com/news/1369548/

# 政府がバターの需給を予測し、追加輸入の必要性を判断する。社会主義が滅んだと思ったのは、気のせいだったようです。 --バター来年度も生産量は不足
http://www.sankei.com/economy/news/160127/ecn1601270035-n1.html

# 国内の雇用を守るために税金を投入? 税金に頼らなければやっていけないような会社が、長い目で本当に雇用を守れるはずがありません。
--成功か失敗か、政府系ファンドのシャープ救済に賛否
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O1LNV76JTSEA01.html

# やらせランキングを載せたサイト、やらせた会社は消費者の信用を失うだけ。間違っても消費者庁あたりが出しゃばりませんように。
--お金払うから1位にして 「やらせランキング」実態は
http://www.asahi.com/articles/ASHCX6K5PHCXUTIL01J.html

# 不快な言論を表明する自由を認めましょう。それを自分の店や家で行使させない自由があるのですから。
--「そうだ難民しよう!」著者のサイン会中止。書泉グランデが決めた理由は
http://www.huffingtonpost.jp/2016/01/27/shosen-grande_n_9094152.html

# 言論の自由さえあれば価値ある言論が生まれるとは限りません。しかし言論の自由がなければ、価値ある言論は生まれることができません。
--「大衆は素晴らしい」という論理批判できぬネットは自縄自縛
http://www.news-postseven.com/archives/20160128_380055.html

*ツイッターより転載。誤字等は修正。

2016-01-28

船戸与一『非合法員』

著者 : 船戸与一
小学館
発売日 : 2015-01-10

情報機関はしょせんお役所


昨年惜しくも死去した著者の処女作。政府の情報機関が全知全能の神などではなく、非効率な官僚組織にすぎないことを強調し、組織に翻弄されるスパイの姿を描く。「日本版CIA」が必要と信じている人は、読んで目を覚ますべし。

<抜粋とコメント> 


"いいか、どんなことがあっても国家や組織なんかを信用しちゃあならん!これほど簡単に人間を裏切るものは他にないんだからな!"
# 国家に尽くし裏切られた老スパイの苦い教訓。スパイ以外の国民にとっても。

"組織の中でも、とくに情報機関はとことん疑ってかかる必要がある!たいそうな目的を掲げてるくせに、やることなすことと言ったら組織の維持だけだ。"
# CIAもしょせんお役所。

"敵国人を収容所の中にぶち込むのはあたりまえじゃないか。みな殺しにしてもよかったんだ。"
# この敵国人とは日系米国人のこと。つまり立派な米国人。政府は国民を守ってくれない。

"局も組織が肥大化している。局が完全に一体化して、ことを行なえる時代は過ぎた。"
# 国鉄や郵便局だけが不効率で、スパイ組織や軍隊だけは効率的という理由なし。

"この国の情報組織はもうばらばらだ。それぞれの組織が勝手に肥大化して、たがいにセクショナリズムでがんじがらめになっている。"
# それでは意見調整のため、もうひとつ組織を作ろう……
*寸評はアマゾンレビューにも投稿。
*抜粋とコメントはツイッターより転載。

2016-01-27

合法的な財産没収

# 「ナチスのやったことと同じ」との批判も。でもなぜ難民だけ? 財産を合法的に奪われているのは、自国民も同じです。税の名の下に。
--難民申請者の財産没収=非難の中、法案可決-デンマーク
https://newspicks.com/news/1364446/

# 法令遵守がなってない? そうかもしれません。しかし、企業に非生産的なルールばかり押しつける国が、繁栄を保てるとは思えません。
--ツタヤ、マイナンバーを本人確認に使用 国の求めに反し
https://newspicks.com/news/1362072/

# バラマキという批判がありますが、たかが牛肉やお米を目の敵にするヒマがあったら、他に批判すべきものがあるでしょう。東京五輪とか。
--「ふるさと納税」殺到…こども園10年間無料に
https://newspicks.com/news/1363600/

# 交付金を多くもらえた自治体が勝ち組? おそらく日本一不毛な競争。
--石破地方創生相:交付金交付で「ものすごい差」、競争意識に変化
https://newspicks.com/news/1364173/

# これで増税とはひどい話。民間企業の「不祥事」を叩いてる場合ですか。
--厳しい財政赤字でも…なぜ公務員の給与が増え続けているのか
http://news.livedoor.com/article/detail/11106668/

*ツイッターより転載。誤字等は修正。

2016-01-26

三輪芳朗『誰にも知られずに大経済オンチが治る』


儲け主義は悪くない


消費者にとって有用で重要な活動は、「儲け」を追求する私的な誘因(利潤動機)である。「儲け」は金銭的な利益に限らない。たとえば、「ありがとう」と言われることによる満足も含まれる。それなのになぜ、利潤動機に支えられた活動に対して、「儲け主義」だなどという非難や罵声が投げつけられるのか――。経済学の基本に立ち返り、「儲け主義」の大切さを明快に説く。企業の「不祥事」が起こるたびに「儲け主義」への浅はかな非難が巻き起こる日本で、繰り返し読み返されるべき本。

<抜粋とコメント> 


"ルールを破るのは、「破る」方が「守る」という選択肢よりもより望ましい状態だからです。"
# 廃棄食品の横流しが起こるのは、スピード違反がなくならないのと同じ。

"第二次大戦前の時期(戦前期)の日本の経済発展を象徴する…綿紡績業の発展に政府はほとんど何も貢献していません。"
# 富国強兵というウソ。

"社会主義経済の歴史は「政府主導型」は経済発展に必ずしも適さないことを示します。日本だけが例外だというのでしょうか?"
# 所得倍増計画、日本列島改造論、アベノミクス……はすごいという幻想。

"われわれ一人一人が「共生」を大切だと考えていれば…「共生」の大切さをことさら叫ばなくても、「市場主義」の下で、自動的に「共生」が実現するはずです。"
# 共生とは、往々にして強制。

"企業が「儲け主義」でケシカランとしても、それを生み出しているのはわれわれ投資家・株主でもある消費者自身の評価基準なのです。"
# 評論家が罵る「ブラック企業」ほど、消費者は好き。とくに庶民は。

*寸評はアマゾンレビューにも投稿。
*抜粋とコメントはツイッターより転載。

2016-01-25

過激発言への対策

# 正しい指摘。マネーのバラマキは麻薬です。経済がとりあえず元気そうになるから始末に悪い。
--投資家が期待する「追加緩和」が、市場をさらに混乱させる
https://newspicks.com/news/1360179/

# 「どのように人を不快にする主張であろうと、それを公表する権利を私は支持する」というチョムスキーの言葉のほうが正しいと思います。
--フェイスブック 過激発言への対策を開始
https://newspicks.com/news/1360637/

# 古来、異文化を伝えたのは商業でした。人々がビジネスのためでなく、ただ逃げるために押し寄せる状況で、文化の共存を語るのは無理です。
--メルケル首相「多文化主義は完全に失敗」
https://newspicks.com/news/1360627/

# 真に優れた起業家とは、消費者の求めるものを作るのでなく、消費者が想像もしなかったものを生み出す人です。
--横浜スタジアム買収で広がる「夢」。発表された“未来予想図”がスゴイ!
https://newspicks.com/news/1358596/

# マネーをバラまいたツケは、必ず払わなければなりません。どんなに憂鬱でも。
--バブル終焉か? 販売不振でハワイ高級コンド分譲を中止
http://media.yucasee.jp/posts/index/14910

*ツイッターより転載。一部編集している場合があります。

2016-01-24

赤坂治績『江戸の経済事件簿』


所得税のなかった日本


いくら儲けても所得税はかからず、もちろん消費税もなし。金融業を営むのに免許は不要――。商人からの借金を強引に踏み倒す大名はいたし、生産技術の発達した今と比べれば生活水準ははるかに低かったのも事実だけれど、江戸には現代日本が失いつつある経済の自由があった。経済政策のあり方を考えるヒントにあふれた書。

<抜粋とコメント> 


"年貢率が下がり、剰余分が残るようになったことで、百姓(農民)の生産意欲は高まった…消費が増加した。…商人・職人は潤って大商人も生まれ、歌舞伎や浮世絵など庶民文化の花が咲いた"
# クールジャパンはまず減税から。

"江戸時代の税金は土地に課税するのが基本…しかし、幕府直轄地の江戸・京・大坂・堺・奈良などは地子銭が免除されていた。また、いくら儲けても所得税はかからず、もちろん売上税(消費税)もなかった。"
# 粋だね!

"〔借金先の〕商人を家来に取り立て…次第に扶持米を減らし、終いには与えなくなる。…訴訟を起こすと、「家来の分際で、主君を訴えるとはけしからぬ」"
# これはひどい笑。でも日本国債がデフォルトしたら、訴訟すら不可。

"〔大坂の豪商〕淀屋は、贅沢を咎められ、闕所(全財産没収)・所払い(追放)になった。理由は贅沢だが…淀屋を潰すことで、各藩は借金を踏み倒したのである。"
# 武士道とは恩を仇で返すことと見つけたり。

"江戸時代は金融業を営むのに免許は要らず、自由に金融業を営むことができたから、大きな寺社は大概、余っている金、当面使わない金を融資していた。"
# 金融ビッグバンなんて子供だまし。

*寸評はアマゾンレビューにも投稿。
*抜粋とコメントはツイッターより転載。

2016-01-23

ウエルタ・デ・ソト『通貨・銀行信用・経済循環』



銀行が破綻する本当の理由


銀行やその他の金融機関に対して、預金者が払い戻しのために一時にどっと押し寄せることを「取り付け」という。最近ではギリシャで経済危機が深刻になった昨年夏、同国の銀行で発生したのが記憶に新しい。

日本でもバブル崩壊後の1995年、コスモ信用組合と木津信用組合に預金者が押し寄せ、両社は最後は破綻に追い込まれた。戦前の昭和金融恐慌のように、取り付けが多数の銀行に広がり、連鎖的な破綻につながる場合もある。

銀行は預金という形で資金を集め、預金者が一斉に払い戻しを求めないことを前提に、大半を貸し出しなどに回して利益を上げている。だから急激な払い戻しの要求が現実に起こると、貸し出しはすぐには回収できないため、対応できずに破綻してしまう。

こうした破綻のリスクは、銀行経営そのものにつきまとう必然だと一般には信じられている。だから資本主義は本質からして不安定である、と主張されることもある。

そうした通念を根底から覆すのが、本書である。

本書では、一般の人はもちろん、おそらく金融関係者でもあまり知らない意外な事実が述べられる。銀行業の歴史をさかのぼると、預金を貸し出しに回すことは、かつて違法行為として禁じられていたのである。

なぜか。そもそも預金とは文字どおり、お金を預かるビジネスである。たとえば倉庫で絵画や宝石、金貨の入った箱などを預かる寄託契約と本来変わらない。ただしお金の場合は、宝石など代わりのきかない特定物ではなく、石油や天然ガス、小麦などと同じ代替可能物だが、いずれにせよ本質は、いつでも返せるように物を預かる仕事である。

したがって、銀行は預かったお金を自分の利益のために勝手に使ってはならない。中世ローマ法では、預金を預かり、その寄託目的以外のために利用した者は、窃盗罪とされた。その代わり、銀行は預金者に利息を払うのではなく、逆に保管手数料を取った。

一方、ローン(貸し出し)はまったく異なる業務とみなされた。客はお金をいつでも引き出せるように預けるのではなく、期限を定めて銀行に貸すのである。だから銀行は利息を払う。預金と貸し出しは、性質の異なるビジネスとして区別するよう求められた。

とはいえ銀行家も人間であり、人間は弱いものだから、預金を貸し出しに回して不当な利益を稼ぎ、その挙句に破綻する銀行も昔から少なくなかった。そうした中で、ルールを厳格に守る銀行は、堅実な財務を築き、高い信頼を勝ち得た。17世紀初めに創設されたオランダのアムステルダム銀行は、その代表例とされる。

だが、しだいにルールの無視が常態となっていく。いつ返せといわれるかわからないお金を貸し出しに回せば、破綻のリスクが生じるが、不当に儲けたい銀行家はうまい手を考えた。政府の保護を得るのである。銀行は戦争などで出費のかさむ政府にお金を融通する。その代わり、政府は銀行が危機に陥ったとき、中央銀行を通じて十分な流動性を与える。

この銀行と政府との共生関係は、形を変えながら現在まで続いている。つまり銀行などの金融機関は、いざとなれば政府に助けてもらえるという期待(実際、少なくともある程度まで助けてもらえる場合が多い)をあてにして、手元に置くべきお金を貸し出しに回している。だから取り付けにあうと、たちまち破綻してしまうのである。

銀行が本来なら貸し出せないはずのお金を貸し出すと、それが再び預金として預けられ、貸し出される過程を繰り返すことによって、預金の量がどんどん増える。いわゆる信用創造である。これは経済にバブルをもたらし、経営資源を浪費させ、失業や貧困を招く。

こうした弊害をなくすため、法学にも詳しいスペインの経済学者、著者ウエルタ・デ・ソトは、預金業務を伝統的な姿に戻すよう提案する。払い戻しに備えて預金の全額を手元にとどめる「100%準備」の義務づけである。

これには当然、現在の流儀に慣れ親しんだ銀行から、強い反対が予想される。たとえば、貸し出しができないから、収入を得る道がなくなるという批判である。

しかし、100%準備で貸し出しが認められないのは、いつ返せといわれるかわからない不定期預金(普通預金)だけである。払い戻しまで期間のある定期預金なら貸し出しに使える。一方、不定期預金では預金者から保管料を受け取ることができる。現在のように多額の利益と損失の繰り返しでなく、手堅く持続可能なビジネスが期待できるだろう。

なお同じく100%準備の義務づけを唱えた最近の日本語の本として、ビル・トッテン『アングロサクソン資本主義の正体――「100%マネー」で日本経済は復活する』(東洋経済新報社、2010年)がある。

もろく崩れやすい銀行経営は、健全な市場競争の産物ではない。政府の保護で可能になった不健全なビジネスモデルがもたらしたものである。根本から改めなければ、金融と経済の安定はいつまでも訪れないだろう。

*アマゾンレビューにも投稿。

2016-01-22

事故は規制緩和のせい?

# 先生が公務員だから、収賄ではないかと問題になります。私立学校なら、付け届けで教科書を決めるような学校には行かない選択もできます。つまりは公教育が問題の根源。
--教科書10社、教員計4千人に謝礼 文科相「重大問題」
https://newspicks.com/news/1357064/

# 金融市場の混乱を理由に、一段の緩和に含み。しかしその混乱とは、それまでの金融緩和がもたらしたものなのですが。
--ECB総裁が追加緩和示唆、下振れ懸念で3月に政策見直しへ
https://newspicks.com/news/1356041/

# 雇用が増えることそのものが経済に良いとは限りません。消費者が本当に求めるものを提供しているかどうかが問題です。
--米新規失業保険申請が半年ぶり高水準、雇用改善やや鈍化か
https://newspicks.com/news/1356146/

# 貴重な指摘。⑴2000年の規制緩和以降、貸切バスの事故件数は別に増えていない⑵バスの事故全体に占める貸切バス事故の割合は低く、死者数も少ない。
--貸切バス事故は規制緩和のせい?
http://d.hatena.ne.jp/maddercloud/touch/20160118

# 横流し業者に優良のお墨付きを与えていた環境省と農水省。信じた食品会社はいい迷惑。
--廃棄カツ転売:国がダイコー「優良」認定 県行政指導直後 - 毎日新聞廃
http://mainichi.jp/articles/20160122/k00/00m/040/102000c

*ツイッターより転載。一部編集している場合があります。

2016-01-21

誰も言わないモッタイナイ

# 政府が決めた賞味・消費期限を過ぎても食べて害がなければ、再利用しようと考える人間が出てくるのは当然です。誰も言わないモッタイナイ。
--コンビニ・大手スーパー商品も…廃棄食品、横流し続々
https://newspicks.com/news/1354140

# 安心してください、ゼロ円にはなりません。ゼロやマイナスになるのは、中央銀行が決める金利だけ。
--ガソリン安、90円台も=全都道府県が価格下落-イラン制裁解除で長期化観測 https://newspicks.com/news/1353743

# 身近でよく理解できる会社に投資しなさいという、ピーター・リンチの教えを思い出します。
--アメリカ、苦戦するビットコイン新興企業の資金集め
https://newspicks.com/news/1354374

# 高い買い物をした企業は乏しい判断能力へのツケを払い、安くなるまで我慢した企業は高い判断能力が報われる。これが市場経済のダイナミズムです。
--資源価格下落は日本への未曾有のボーナス - 野口悠紀雄 新しい経済秩序を求めて
https://newspicks.com/news/1354120

# 労働市場が硬直的で転職がしにくいと、企業内で頑張ってる姿を見せることが最善の戦略になるんだ! 悲しいよジャパニーズピーポー!
--厚切りジェイソン「日本は人事評価の基準がおかしい。すごく燃費の悪い車が1km走り切ったところで何でみんなで祝うんですか」
https://newspicks.com/news/1353846

*ツイッターより転載。一部編集している場合があります。

2016-01-20

松下竜一『砦に拠る』

私有財産という砦


国家の不当な権力行使に何年もしぶとく抵抗したのは、労組でも学生でもない。明晰な頭脳、強靭な精神力に加え、自前の山林という拠り所をもつ、一人の小柄な老人だった。私有財産権の制限を叫ぶ左翼は、自分の首を絞めていることに気づかない。成田や沖縄での一坪地主運動も、私有財産権があるからこそ可能なのだ。

<抜粋とコメント>


"国家の力ちゅうもんは底が知れんおそろしいもんですたい。"
# マックス・ウェーバーいわく、国家とは合法的な暴力の独占である。合法的暴力という恐怖。

"日本は戦争に負けたんですよ。それを思えばこれくらいの犠牲を忍ぶことがなんですか!"
# ダムで村が水没するくらい敗戦に比べればたいしたことないだろうという、理不尽すぎる政府の言い分。

"土地収用法ちゃ現代の赤紙たい。"
# 戦前も戦後も、政府にとって国民の生命・財産は自分のもの。

"小柄な一個の老人は、国家が法の中に保障した基本的人権と私有財産権に準拠して徹底的に国家権力に抗していったのである。"
# 私有財産権の制限を叫ぶ左翼は、自分の首を絞めている。

"私らみたいに戦時中の教育を徹底的に叩き込まれて育った者には、国家のする事に逆らうなんという発想は頭から浮かびませんよ。"
# 戦後教育も変わらない。右から左になっただけ。最近また右。

*寸評はアマゾンレビューにも投稿。
*抜粋とコメントはツイッターより転載。

2016-01-19

「ビットコインは失敗作」

# 欧米の中東軍事介入が招いた事態。パンドラの箱を開けたのは難民でもテロリストでもありません。
--独運輸相、国境閉鎖準備をメルケル首相に要請 難民流入
https://newspicks.com/news/1351551

# 子育て世帯は貯金をする余裕がないから、カネを配ればパッと使ってくれると民主党の先生。支援が切れたらどうなるかは、気にしない。
--「参院予算委、子育て支援めぐり論戦」
https://newspicks.com/news/1351172

# アジア諸国と経済で連携を強めると言いつつ、政府みずから喧嘩を吹っかけるの図。もちろん国民の税金で。
--シャープ 台湾と綱引き “国”も支援額引き上げへ
https://newspicks.com/news/1349932

# 数学や情報技術が好きな人にはたまらないんでしょうね。でも難民になったときも役立ってくれるでしょうか。
--仮想通貨だけではない。野口悠紀雄が説くブロックチェーン真の実力
https://newspicks.com/news/1350362

# まだどうなるかわかりませんが、仮想通貨のもろさへの警鐘かもしれません。
--「ビットコインは失敗作」と開発の中心人物が指摘、すべて売却の意向
https://zuuonline.com/archives/94639

*ツイッターより転載。一部編集している場合があります。

2016-01-18

野村茂夫『老子・荘子』


ラディカルな反戦論


「武器は不吉な道具」「戦勝を喜ぶのは殺人を楽しむのと同じ」「敵の戦死者をとむらえ」。古代東洋のリバタリアン・老子による、過激な反戦論。

<抜粋とコメント>


"(戦っても)ひたすらもと(の平和)に戻ることを好みなさい。…軍隊〈師〉が陣をしいたあとには(土地も荒れ果てて)野いばらだけが生いしげっているではありませんか。"(老子)
# 冷戦が終わっても米国の軍拡は終わらず、経済は疲弊。

"立派な武器は不吉な道具"(老子)
# 戦闘機、戦車、軍艦の機能美。しかしその「機能」とは何か。

"戦って勝ってもよいことをしたと思ってはなりません。それなのに勝利をよいこととすれば、人を殺すことを楽しむことになりましょう。"(老子)
# 小林よしのりいわく、「勝ってる戦争はカッコいいぞ!」

"戦って人を殺すことが多いと、心から悲しみの気持ちで戦死者のために涙を流し、戦争に勝利したときは正しい葬式の礼をもってとむらってやらなければなりません。"(老子)
# 靖国神社に他国の戦死者を祀り、首相はぜひ公式参拝を。

"敵の力を弱めたいならば、必ずしばらくの間強がらせておきなさい。…(結局は)柔軟で弱そうなものが堅固で強いものに勝つのです。"(老子)
# 強硬策に強硬策で対抗し、大衆にアピールする政治家への戒め。

*寸評はアマゾンレビューにも投稿。
*抜粋とコメントはツイッターより転載。

2016-01-17

デフレは悪という迷信

デフレは悪という迷信をいつまでも信じている人の多いこと。/デフレと成長率の関連弱い-BISレビュー - Bloomberg
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NLFUJS6KLVR601.html

以前書いた記事。/自由主義通信: 「デフレは悪い」の神話
http://libertypressjp.blogspot.jp/2015/04/blog-post_92.html

ネットの一部の人たちもですね。「そういったこと〔デフレ現象〕を騒いでいるのは、マーケットとマスコミだけではなかろうか」(澤上篤人)
http://lite.blogos.com/article/149107/

スクルージは悪くありません。/自由主義通信: ディケンズ『クリスマス・キャロル』
http://libertypressjp.blogspot.jp/2015/12/blog-post_13.html

*ツイッターより転載。加筆・修正している場合があります。
*本の感想はアマゾンレビューにも投稿。

ロスバード『政府はわれわれの貨幣に何をしてきたか』


政府はマネーに手を出すな


お金は政府が作り出すものではない。個人が自発的な取引を通して選び取るものなのだ。政府による通貨発行の独占を打破しないかぎり、健全な経済は取り戻せないと説く、革命的著作。「政府は経済のために貨幣を生み出す力はない。貨幣は自由市場の過程によってのみ発展することができる」

<抜粋とコメント>


"もしすべての人が完全に自給自足を強いられたら、我々の大部分は飢え死にし、残った人はかろうじて生き続けるであろうことは明らかだ。交換は我々の経済だけでなく、文明自身の活力源なのである。"
# 「食料自給率」は野蛮の名残り。

"政府は経済のために貨幣を生み出す力はない。貨幣は自由市場の過程によってのみ発展することができる。"
# 法がもともと民間の慣習や契約から生まれたように。貨幣も法と同じく政府に乗っ取られた。

"「悪貨は良貨を駆逐する」のは自由市場においてではなく、政府の市場への介入の直接の結果である。"
# 政府によって品質が落とされたお金を人々が手放し、質の良いお金を手元に置いたり闇市場で使ったりするから。

"貨幣の供給の増加は……――他の財とは違って――社会的な利益を与えない。"
# 食料や衣料や住宅が増えれば社会は物質的に豊かになるが、お金が増えても豊かにはならない。紙や電子のムダ遣い。

"貨幣は誰かの現金残高で「使用されていない」状態にあるときでも、たとえ守銭奴の退蔵においても役立つ。"
# 将来の不確実性への備えになる。お金を使わない人や企業を悪者扱いするのは間違い。

*ツイッターより転載。加筆・修正している場合があります。
*本の感想はアマゾンレビューにも投稿。

2016-01-16

渡邉格『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』


搾取しているのは誰か


著者は利潤の最大化をめざす資本主義を批判し、利潤を追求しないパン屋の経営を実践する。利潤は労働者をはじめ、人を搾取した結果だと信じるからである。しかし著者の利潤批判は的外れであるばかりか、自分自身こそ本当の意味での搾取に加担していることに気づかない。

著者が信奉するマルクスによれば、利潤の源泉は資本家による労働者の搾取だとされる。だがそれは間違っている。搾取理論の前提である労働価値説(商品の価値はそれを作るためにかかった労働時間で決まるという説)が間違っているからである。

マルクスを批判したオーストリアの経済学者ベーム=バヴェルクは、資本家と労働者は搾取・被搾取の関係ではなく、他の様々な商取引と同じく、自発的な協力関係にあると指摘した。

高度で複雑な製造過程で商品を作り、販売し、代金を回収するには時間がかかるし、そもそも売れるかどうかもわからない。だが売れるのを待っていたのでは、労働者は生活できない。そこで資本家が前もって賃金を支払い、その代わり将来利潤を得るのである。

著者は修行時代に働いたパン屋について、労働環境が劣悪だったとこぼし、それでもクビにされたら困るので「無茶苦茶に働かされても、文句のひとつ言うことすらできない」と書く。しかし著者自身が認めるように、やめる自由はあったし、実際やめる人も多くいた。かりにマルクスがいうように労働が搾取だとしても、選んだのは本人の意思である。まるで奴隷制のように非難するのはおかしい。

だがすでに述べたように、自発的な意思にもとづく限り、労働は搾取ではない。本当の搾取とは、自発的な意思にもとづかず、他人の労働の成果を強制的に奪うことだ。その典型は、政府による課税である。

皮肉なことに、搾取を何よりも忌み嫌うはずの著者は、この本当の意味における搾取の恩恵にあずかっている。

本書には書かれていないが、出版から一年余りのちの2014年12月、著者は経営するパン屋を岡山県真庭市から鳥取県智頭町に移転すると公表する。その際の公式ブログによると、著者は真庭市から補助金を受けていた(移転に伴い全額返済)。また、移転先の智頭町からも「多大なるご支援」を受けたという。

いうまでもなく、補助金の原資は税金である。つまり著者は、政府が労働者などから搾取したカネの分け前にあずかり、それを助けに事業を営んでいる。そして誇らしげに、自分はいかなる搾取にも手を染めていないと胸を張るのである。

むろん世の中には、政府と癒着して、著者などよりはるかに多額の血税をせしめる業者がいる。しかし少なくとも彼らは、自分が道徳的に正しいとうぬぼれてはいないだろう。

著者にマルクスを読むよう勧めた父は学者で、息子の志をほめつつ、パンの値段が高い(平均400円!)のが問題だと話す。そこで解決策として、「社会的な意義、文化的な意義を評価して、誰もが気兼ねなく買える値段にできるシステム」を作るという教え子の提案を紹介する。財源について父は語らないが、これも税以外にないことは明らかである。

20世紀末に社会主義諸国が崩壊し、誤りが明らかになったはずのマルクス理論は、しぶとい幽霊のように地上を去らず、杜撰な資本主義批判本をベストセラーに押し上げる。少なからぬ知識人やメディアが本音ではマルクスや社会主義への郷愁を捨てきれない現実を考えれば、著者の無知を責めるのは酷かもしれない。

(アマゾンレビューにも投稿)

2016-01-15

道路サービスの問題

リフレ政策中止はよいことです。インフレ税という見えない税だから。軽減税率廃止は悪いことです。増税だから。原発再稼働は、補助金や規制のない完全民営でやっていけないのなら、反対です。見える税と見えない税を取られるから。
https://newspicks.com/news/1344512

10年とは気の長い話。技術の進歩によって、政府が道路サービスを独占する弊害が明らかになってきました。さっさと道路民営化を。 / 米政府、自動運転車研究に今後10年間で40億ドルを投資
https://newspicks.com/news/1345064

もちろんバス会社に事故の責任はあるでしょう。しかし道路は? ちょっとした運転ミスで大惨事を招くような道路サービスに、問題はないのでしょうか。
https://twitter.com/sankei_news/status/687940319002923008

なぜかココイチが悪いみたいに勘違いしている人もいますが、不正販売を発見したのは同社の女性アルバイト。移転で話題の消費者庁って、必要なんでしょうか。/ココイチの異物混入カツ横流し問題
http://www.sankei.com/smp/west/news/160114/wst1601140050-s.html

すべての支払いが記録に残り、プライバシーが脅かされるキャッシュレス社会。目先の便利に釣られないよう御用心。 / キャッシュレス化の急先鋒 北欧では「現金」消失議論まで - 金融市場異論百出
https://newspicks.com/news/1344628

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福田恆存『日本への遺言』


民主主義への疑義


凡百の保守派知識人とは異なる、文學者ならではの人間への洞察。「民主主義とは為政者の側が最も大事なことを隠すために詰らぬことを隠さぬやうにする政治制度である」

<抜粋とコメント>


"嫌煙権と同様、日照権も言葉として意味をなさない。日当りを好むのも煙草の煙を嫌ふのも、それは性向の問題であつて、権利、人権の問題ではない。"
#マナーを法律で強制する愚かさ。

"金を貸してくれと言はれ、それを断る迷惑を避ける為に、金を貸してくれと言はせない事を権利として確立しようといふのは、それこそ借金の権利を否定する事"
#各種ハラスメントを法律で罰する是非を考えさせられる。

"今日の日本では、民主主義だけが篩(ふるい)の目を逃れ、ほとんど唯一の禁忌にまで昇格してしまつてゐる。……民主主義の名の下に暴力を犯し、あるいは暴力を犯してそれを肯定するために民主主義を口実にする。"
#民主主義への疑義。

"民主主義とは為政者の側が最も大事なことを隠すために詰らぬことを隠さぬやうにする政治制度である。"
#大事なことは特定秘密。

"勇気や自己犠牲の様に戦争状態であつたはうが生むのに都合の好い価値といふものも存在します。しかし、だからといつて戦争自体を価値と見倣す訳には行きますまい。"
#戦争を平和と言い換える例も。「世界の平和に貢献する」

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2016-01-14

オルテガ『大衆の反逆』


国家という危険物


保守主義のバイブルのようにいわれているが、読んでみると、彼の亜流・模倣者たちと違い、オルテガが国家というものに強い警戒心を抱いていることがわかる。「今日のヨーロッパ文明を脅かしている最大の危険物……この危険物とは他でもない、今日の国家である」

<抜粋>


"今日のヨーロッパ文明を脅かしている最大の危険物……この危険物とは他でもない、今日の国家である。

"今日、文明を脅かしている最大の危険はこれ、つまり生の国有化、あらゆるものに対する国家の介入、国家による社会的自発性の吸収である。すなわち、人間の運命を究極的に担い、養い、押し進めてゆくあの歴史的自発性の抹殺である。"

"大衆は、実際に自分が国家であると信じているのであり、勝手な口実をつくっては国家を動かし、国家を用いて、国家の邪魔になる……創造的な少数者を押しつぶそうとする傾向をますます強めてゆくであろう。"

"国家主義は、規範と化した暴力と直接行動がとりうる最高の形式である。そして大衆は、国家という匿名の機械を通じ、またそれを手段として自ら行動するのである。"

"いわゆる「秩序を愛する」人々が、秩序を守るために作られたこの「社会的秩序の権力」〔警察〕は、自分たちが希望する秩序をつねに樹立するだけで満足するであろうと考えるのはあまりにも無邪気である。

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未加入は違法だが

未加入はたしかに違法です。しかし年金の原資は企業の稼ぎです。企業の負担を重くすれば、年金の原資は減り、むしろ労働者やその家族を苦しめることになります。 / 厚生年金、違法な未加入一掃へ 79万事業所を調査
https://newspicks.com/news/1342533

税金が安くなるのならどんな移転にも賛成ですが、交通費分かそれ以上、コストが増える予感しかしません。 / 文化庁長官、京都常勤へ…文化財保護部署も移転
https://newspicks.com/news/1343804

世界経済がこんなときに企業が機械を買いまくったら、むしろ心配です。民間企業の判断が健全な証拠。政府が無理やり投資を増やさせないよう祈ります。 / 機械受注、11月は予想以上の大幅減 投資センチメントに変...
https://newspicks.com/news/1343102

フェアな競争で儲けた会社は、それだけ社会に貢献したということ。だから利益追求は正しい。それをはっきり言うかどうかは性格によるけれど、真実を否定することはできません。 / 【堀江×佐山×楠木(4)】「ハー...
https://newspicks.com/news/1342839

大企業とベンチャーの連携に政府がわざわざ関与。産学官の人材流動化とか、地方での起業拠点の確立とか、いろいろ旨みがあるようです。 / 経団連がベンチャー創出に力を入れる理由  https://newspicks.com/news/1343045

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2016-01-13

蔵研也『リバタリアン宣言』


国家主義は危険思想


リバタリアン思想をわかりやすく、情熱を込めて解説。「国家主義(statism)は経済的な自由を束縛するだけではなく、物質的にも社会における集権的な資源の分配を肯定し、結果的に精神の自由の束縛へとつながる危険思想なのです」

<抜粋>


"憲法で保障している職業選択という自由は、そもそも人間の自己実現・幸福追求権の一環として存在するほどに重要なものなのです。安易に「公共の福祉」という名の下に制限されるべきではありません。"

"国家主義(statism)は経済的な自由を束縛するだけではなく、物質的にも社会における集権的な資源の分配を肯定し、結果的に精神の自由の束縛へとつながる危険思想なのです。"

"大多数の人間から見て愚かしい行為であったとしても、それを他人から強制されない自由な意思によって行うのであるかぎり、それを愚行権として認め、他人が物理的な強制力をもってやめさせるべきではない"

"国家による「貧困からの自由」という概念は、そもそも本当に「自由」権なのでしょうか。……欠乏・貧困からの自由とは、国家権力からの自由どころか、積極的に国家の個人生活への介在を必要とします。"

"年金制度は、現実には低所得者層の福祉のためになってなどいないのです。そこでは制度を設計した公務員の人生がモデルとして扱われています。"
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