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2026-09-15

ミレイ氏の矛盾 フォークランドとパレスチナ

What If Milei Applied The Same Logic Used For The Malvinas To Israel? [LINK]

【海外記事より】リバタリアン系の思想フォーラムであるプロパティ・アンド・フリーダム・ソサエティのウェブサイトに掲載された、アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領の外交方針を批判的に検証する論考をご紹介します。ミレイ大統領は、国家の干渉を徹底的に排するリバタリアンやアナルコ・キャピタリズムの原則を掲げて就任し、世界的な注目を集めてきました。しかし記事では、彼の外交姿勢、とりわけマルビナス諸島、いわゆるフォークランド諸島に対する立場と、イスラエルに対する立場の間に見られる大きな論理的矛盾が指摘されています。

ミレイ氏はマルビナス諸島をめぐる領有権問題について、力による現状変更や強制的な奪還を退け、現地に暮らす住民の自己決定権や自由意志を尊重すべきだという見解を示しています。これは、個人の自己決定権や所有権を基礎とするリバタリアニズムの論理と整合的な判断であると評価されます。一方で、同氏はイスラエル政府に対しては無条件とも言える強い支持を表明し、対外的な連帯を強調し続けています。

記事は、もしミレイ氏がマルビナス諸島に対して適用した「住民の自己決定権」という論理を、中東のイスラエルとパレスチナをめぐる文脈にも同様に適用したならばどうなるのかという問いを投げかけています。パレスチナの人々が暮らす土地において、当事者である現地住民の意志や所有権を軽視したまま特定の国家権力を支持することは、彼自身が掲げる普遍的な自由主義の理念と明らかに衝突しているのではないか、と論者は分析しています。

最終的に記事は、ミレイ氏の掲げる理念が国内政策においては一貫していても、国際関係や地政学的な問題においては、国家権力や特定の同盟関係を優先するダブルスタンダードに陥っていると結論づけています。思想的な一貫性を重視するリバタリアンの視点から、政治指導者が直面する原則と現実政治の乖離を浮き彫りにした論考となっています。