2022-02-22

ウクライナ危機の正体

ウクライナ危機はウクライナとは関係ない。焦点はドイツ、とりわけロシアとつなぐガスパイプライン、ノルドストリーム2だ。これをきっかけに独露が友好関係を強めれば、欧州に米国の軍事基地や高額な兵器やNATOはいらなくなる。ロシアが欧州に対し脅威でなければ都合が悪い。(マイク・ホイットニー)

米バイデン政権は支持率が下がり、勝利が欲しい。まず危機を作り出し、それを解決して信用を高める戦略のようだ。ロシア軍がウクライナに侵攻すると証拠もなく主張する。ロシアがウクライナ国境に近い自分の領土で兵を増やし、侵攻は近いと言う。しかしそれは起こっていない。(ジョーダン・シャクテル)

誰かの罪を主張するなら、立証責任は主張した側にある。これは論理と討論、法制度の根本原則であり、権力者が自分の好まない国に対し独断で述べた主張だからといって、その原則が魔法のように消えることはない。ところが嘘つきの常習犯である米国の主張は、誰もが受け入れる。(ケイトリン・ジョンストン)

ロシアとの緊張が高まるなか、米政府はウクライナで内政干渉に多額の資金を費やしている。外国政府転覆を担う全米民主主義基金は、民主的に選ばれたヤヌコビッチ大統領を追放し新米政権を据えた2014年以来、同国で親米欧政党や御用メディアの育成に2240万ドルを投じた。(アラン・マクラウド)

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