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2026-08-14

ミーゼス研究所の粛清

Mises Institute's 5 Purges: Omitting Jewish Bankers, by Marco de Wit - The Unz Review [LINK]

【海外記事より】執筆者のマルコ・デ・ヴィット氏がWebメディアのThe Unz Reviewに寄稿した論考によれば、オーストリア学派経済学の研究拠点であるミーゼス研究所において、中心理論家であったマレー・ロスバード氏の著作や思想に対する独自の不掲載や自主検閲が行われていると指摘されています。同研究所は、ルートヴィヒ・フォン・ミーゼス氏やロスバード氏の記憶や知識を継承し、自由市場経済の推進や文化保守主義の維持、そして米国を世界最大の帝国主義国家とみなす立場に基づく反戦・孤立主義の外交政策を掲げて長年活動を続けてきました。

歴史を動かす主体として特定の知識人や指導者の果たす役割を重視したロスバード氏は、国家主義を解体するためには、経済危機や戦争を裏で引き起こしてきた支配層の真の実態を隠さず暴露することが不可欠であると主張しました。同氏の歴史分析によれば、米国の支配層はモルガン家に代表されるWASP系、ロックフェラー家に代表される米国主流派、そしてロスチャイルド家やクーン・ローブ社などに代表される国際的なユダヤ系金融勢力という3つの主要なネットワークで構成されています。これらの派閥は日常的には互いに競い合いながらも、中央銀行制度である連邦準備制度の創設など、金融のカルテル化を推進する局面では一致結束してきたと説明されています。

同氏は1980年代以降、思想家のハンス・ヘルマン・ホッペ氏らと協力して右派的なパレオ戦略を展開し、支配層を構成するすべての勢力に対して直接的な批判を展開しました。しかし、1995年にロスバード氏が急死すると、研究所を主導するデイヴィッド・ゴードン氏やジョセフ・サレルノ氏らの後継者たちは、同氏の選集や要約本を編集・刊行する際、ユダヤ系金融勢力に関する論述や支配層理論そのものを意図的に削除または除外するようになったとデ・ヴィット氏は述べています。

こうした一連の意図的な省略や編集上の回避方針により、現在ではホッペ氏という極めて稀な例外を除き、同研究所に関わるほぼすべての研究者がユダヤ系金融勢力の役割についての客観的な分析や言及を行わなくなっていると同記事は締めくくられています。

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