2021-03-20

リバタリアンの外交政策

属国にされたら
まったく深刻な事態だ。もし日本が中国の属国にされたらどうなる。国の中に軍事基地を置かれ、国民が維持費を払わされ、住宅密集地で危険な離着陸訓練を繰り返され、騒音に苦しめられ、中国兵が犯罪を行っても逮捕・訴追できない。なんだ、今とたいして変わらないじゃないか。

上には上がある
中国がウイグル人を無理やり洗脳しているのが事実だとしよう。それをナチスのホロコーストと同じジェノサイドという言葉で呼ぶのも許されるとしよう。それでも米国が行ったインディアンの虐殺という正真正銘のジェノサイドに比べれば、足元にも及ばない。上には上があるのだ。

リバタリアンの外交政策
リバタリアン(自由主義者)の立場は政府権力をできるだけ小さくすることであり、孤立主義はその外交関係における完全な表現である。介入主義は孤立主義の対極にある。政府権力が国境を越えて他国を侵し、他国の人々を支配しようとすれば戦争に至る。これは自国民の権利侵害と一対である。(経済学者、マレー・ロスバード)

米国外交の伝統
米外交における孤立主義の古典的な表明は1796年9月、初代大統領ジョージ・ワシントンの退任演説だ。「わが国の外交に関する偉大な行動規範は、通商関係を拡大し、政治的つながりを少なくすることだ。世界のいかなる国とも永続的な同盟は避けなければならない」と彼は述べた。(著作家、ビル・カウフマン)

America First! Its History, Culture, and Politics (English Edition)

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