2021-01-14

言論規制の二重基準


米議会乱入が言論封殺と保守派への報復に利用される中、学者や記者の多くは口を閉ざしている。マッカーシズムと赤狩りの暗黒時代について長年語ってきた人の多くが、この検閲を支持するか、沈黙を守っている。標的が保守派なら当然だし、むしろ賞賛に値すると言わんばかりだ。

ツイッター社は数万もの保守派のアカウント凍結について「暴力扇動、組織的攻撃、選挙結果に関する誤解を招く情報の共有から会話を守る」と説明した。奇妙なことに、昨夏、全米の都市が無数の暴力的な抗議と度重なる暴動で文字どおり炎上した際には、こうした配慮はなかった。

なんとも皮肉なことに、いつも社会には「多様性」が必要だと言っている人の多くが、ソーシャルメディアにおける「意見の多様性」については強く反対している。言論の自由が完全に失われたら最後、他のあらゆる権利も遠からずなくなる。もはや守る手段がないからだ。

英政治家でEU離脱を推進したファラージ氏はこう指摘する。米民主党は数千万の米国民の価値観を憎んでいる。トランプ大統領が国民を過激化させたわけではない。彼らは以前から主流メディアに憤り、ソーシャルメディアを信じなくなり、中央政府とそのやり口に嫌悪を抱いていた。

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