How Israel is censoring reporting on the war [LINK]
【海外記事紹介】現在進行中のイランとの戦争において、イスラエル当局が国内で活動する地元メディアおよび国際メディアに対し、極めて厳格な報道検閲を行っている実態をオーレン・ジヴ氏が報告しています。ジャーナリストたちは、イランによるミサイル着弾の正確な場所や、被害の規模を特定できるような映像・写真の公開を厳しく制限されており、現場の真実を伝えることに苦心しています。軍の主任検閲官であるネタネル・クラ大佐は、これらの措置が「戦時中に敵を助けることを防ぐため」であると説明しています。
3月5日に出された指示によれば、作戦事項やインテリジェンス、防衛準備状況だけでなく、ミサイルの着弾地点や迎撃ミサイルの在庫、兵器の運用状況など多岐にわたる項目について、公開前に検閲官の承認を得ることが義務付けられました。これにより、現場では不条理な状況が生まれています。例えば、ミサイルが本来の軍事的標的に命中し、その破片が近くの教育施設に当たった場合、メディアは教育施設の被害のみを報じることが許され、本来の標的については言及すらできないというケースがありました。また、国際ニュース機関によるテルアビブやエルサレムからのライブ中継では、迎撃ミサイルがどこから発射されたかを知られないよう、カメラの角度を空ではなく通りに向けるなどの対応を余儀なくされています。検閲官は、迎撃に失敗した映像や、場所を特定できない夜間の長時間露光写真の公開すら差し止めているのが現状です。
こうした報道規制に対し、イスラエル国内からも批判の声が上がっています。3月11日にレバノンのヒズボラが大規模なロケット攻撃を行った際、国内メディアはその情報を事前に把握しながらも検閲によって報じることができず、国民はアメリカのメディアを通じて初めて状況を知ることになりました。さらに、現場のジャーナリストが警察や民間警備隊によって拘束されたり、身分証の提示を執拗に求められたりする事案も発生しています。ある国際メディアの幹部は、「現場の現実に即した正確な報道ができていない」と認め、情報の断片化が進んでいることに警鐘を鳴らしています。軍事施設やインフラへの被害が隠蔽される一方で、市民はソーシャルメディアを通じて無秩序な情報にさらされるという歪んだ状況が続いています。
0 件のコメント:
コメントを投稿