2022-03-18

人道目的の戦争の結末

ウクライナで起きているのは、米国からはるか離れた場所での領土紛争であり、米国の安全保障上の利益は何ら危険にさらされていない。人道的な問題に対し軍事的な解決策を追求しても、問題を悪化させるだけだ。武器を送れば、銃撃戦に巻き込まれた民間人の犠牲者数が倍加する。(ジョーダン・シャクテル)

ウクライナ紛争と過去の米国の軍事介入は重要な違いが二つある。第一に、ロシアは自国の国境での紛争に介入していて、何千キロも離れてはいない。第二に、ウクライナをNATOに加盟させ、核兵器を含む兵器の配備を正当化しようとする米政府の数十年にわたる試みに反応している。(トム・ミューレン)

欧米の情報機関はウクライナで暗躍してきた。さまざまな非政府組織を通じて資金提供や協力を行い、ロシアが2月に侵攻する前に、ウクライナのメディアの力を借りて情報戦に勝利した。同国で最も新しいメディアでさえ、米CIAに関連する機関から支援と資金提供を受けている。(ペドロ・ゴンザレス)

プーチンの侵略は正当化できないが、彼が一夜でウクライナが崩壊すると考えた理由の一つは、欠陥の多い政治経済制度だ。不正選挙が蔓延し、国民は経済危機に苦しむ一方、新興財閥は天然資源を乗っ取り、IMFからの融資や欧米の援助を横領することで驚異的に豊かになっている。(マーク・アーモンド)

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