2022-03-17

カギを握る中国

バイデン政権は、台湾をめぐる緊張を緩和する集中交渉の提案を中国に行うべきだ。中国が台湾に対し非暴力を誓い、威嚇するミサイルを撤去する。米国は台湾との軍事関係を避け、近隣の巡視をやめる。互いが協調し一歩引くことで、ウクライナのような騒動は防げるかもしれない。(ダグ・バンドウ)

中国はウクライナ、ロシア双方と友好的な関係にある。2019年にはロシアに代わってウクライナの最大の貿易相手国となり、トウモロコシ、大麦、鉄鉱石、武器などを輸入している。一帯一路の足がかりとなるウクライナに多額の投資を行い、30億ドル近い建設契約を締結している。(ピーター・カズニック)

米国の対ロシア戦略計画は、3年前にシンクタンク、ランド研究所によって練り上げられた。計画によれば、ガス・石油の輸出に経済を依存する弱点を攻撃しなければならない。商業・金融制裁とともに欧州にロシアの天然ガスの輸入を減らし、米国の液化天然ガスに置き換えさせる。(マンリオ・ディヌッチ)

防衛関連企業にESG (環境・社会・企業統治)投資のお墨付きを与えるのは、ウォール街における「二重思考」の最大の例の一つだ。兵器メーカーが環境や社会的責任に配慮しているのなら、ESGに反するとして長い間批判されてきた石油・ガスメーカーもその対象に加えてはどうか。(ゼロヘッジ)

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