2022-03-01

経済制裁の不道徳

ロシアがウクライナを支配しようがしまいが、米国民には関係ない。特に経済制裁は道徳に反する。モスクワに水爆を落とすのと同じ理由で間違っている。罪のない人々を標的にするからだ。サダム・フセインが告発されたとき、イラクを攻撃したのが誤りだったのと同じく間違いだ。(ルー・ロックウェル)

戦争で政府は嘘をつく。ルーズベルト大統領は第二次大戦への参戦を望んでいることを隠し、英政府と結託して世論を誘導した。ベトナム戦争は虚偽によって始まり、欺瞞に浸された。イラク戦争はすべて嘘の上に成り立ち、アフガン戦争で米政府は20年間、あらゆる面で嘘をついた。(ブランダン・バック)

キンジンガー米下院議員(共和党)は、米軍をウクライナに派遣し「飛行禁止区域」を設定せよと求めた。つまりロシアに対しウクライナ領空に入るなと命令するのだ。ロシアが合理的な計算で米の命令に従うという空想は、プーチンが今や正気を失ったという物語と完全に矛盾する。(グレン・グリーンウォルド)

北大西洋条約機構(NATO)の崩壊は、米国の地政学的優位の終わりの始まりを意味する。これは長い間待ち望まれていた。米国の膨大な軍事力は、米中間層の利益を守るのにほとんど役に立たない一方、防衛産業の私腹を肥やし、自称外交専門家の多くをワシントンのシンクタンクで雇用し続けている。(ホセ・ニーニョ)

誰もロシアが天使だとは言っていない。ポーランドやバルト諸国は、かつて帝国として支配したロシアに当然不満を持つ。だがロシアが東欧に電撃的に攻め込む兆しはほとんどない。もしバルト三国とポーランドが侵略を心配するなら、NATOに頼らず独自の安全保障を構築するだろう。(ホセ・ニーニョ)

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