2021-03-15

打つ手なし


打つ手なし
「もう打つ手がない」から解除するという無茶苦茶な理屈には誰もがあきれるが、権力者は決して反省しないだろう。彼らは無能なくせに、いや無能だからこそ、人々が自主的な創意工夫で困難を克服することに我慢ならない。すぐにまた何か理由をつけて自由を縛ろうとするだろう。

競争に還れ
古くから自由開業を基盤としてきた日本の病院。戦後の規制で非営利を強いられ、民間病院は株式による資金調達が許されず、中小規模にとどまる。病床不足の興味深い歴史的背景。筆者は「競争よりも協調」をと述べるが、むしろ自由競争の伝統に立ち返ることが、医療再生への道。

経済封鎖の害悪
多数の調査によれば、ロックダウン(都市封鎖)でコロナ死は防げない。だが多くの州政府は攻撃的で憲法違反の対策で経済封鎖を強い、子供を学校から追い出し、家族を分断、散歩や屋外での遊びさえ妨げた。案の定、結果は病気より悪い。自殺や家庭内暴力が増え、経済格差と貧困が拡大した。(経済教育財団)

ゼロリスクの幻想
コロナ対策で最大のコストは、政府はゼロリスク社会の実現のために何でもできるし、しなければならないと国民に信じさせたことだ。実際にはゼロリスク社会の実現など不可能だし、それを試みるコストは、物質的資源の面においても人々の自由を奪う面においても甚大である。(経済学者、ベロニク・ドルジ)

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