2020-05-22

経済危機の原因

経済学者ミーゼスは戦時中、当時の経済危機の原因は戦前からの誤った経済政策にあると指摘した。大きすぎて潰せないという口実で、本来淘汰されるはずの金融機関や企業を政治が支援。官民が癒着する縁故資本主義。税金による保護や助成のばらまき。今となんと似ていることか。
An “Austrian” Agenda for Post-Coronavirus Recovery – The Future of Freedom Foundation

経済に関する古い誤りの一つは、お金は富という考えだ。紙切れをつくり、これはお金だという政府の印をそれに押し、社会の人々に振りまけば、あら不思議、無から富が生まれるという。お金は取引の手段であり、それをいくら増やしたからといって、人々が求める商品は増えない。
There Will Be No Recovery Without Production – The Future of Freedom Foundation

政府による個人情報の収集と利用について、保守派はテロ対策や麻薬規制、移民規制に必要だと言う。進歩派はヘイトクライムや人身売買の規制、公共医療や環境保護、コロナウイルス対策に必要だと言う。どちらも悪用はしないと強調する。次の選挙では敵が勝つかもしれないのに。
The Coronavirus and the Attack on Liberty and Privacy – The Future of Freedom Foundation

英社会学者スペンサーによれば、産業型社会では生産と貿易で経済が繁栄し、富と物質的な豊かさが増す。その結果、軍事型の部族社会では淘汰されていた弱者が、適者として生き残れるようになる。そこで必要なのは知性、創造力、芸術・文化への好奇心と能力、商業への適応力だ。
Herbert Spencer on Equal Liberty and the Free Society – The Future of Freedom Foundation

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