2019-07-22

政府は経営できない

政府は経営できない
政府を民間企業のやうに運営できるといふ考へは間違ひだ。政府はその収入を刑罰の脅しによつて集めるのに対し、企業は顧客との自発的な取引によつて収入を稼がなければならない。企業経営者の目的は利潤をあげることだが、官僚にとつての「成功」はほとんど定義不可能である。
You Can't Run a Government "Like a Business" | Mises Wire

政府の「事業」
行政サービスを民間企業のやうに運営することはできない。政府は資本を納税者から徴収できる。民間企業はコストをできる限り削減することで利益を得ようとするが、政府はその必要がない。サービスを減らすか価格を上げればよい。行政サービスはどれも独占かそれに近いからだ。
The Business of Government | Mises Institute

政府の目的?
民間企業の最大の目的は利潤の獲得だ。顧客になるかどうかは自由である。資本は私的に所有される。一方、政府の資産は理屈上は納税者のものだが、事実上、官僚と政治家に支配される。目的は建前上、各省庁の根拠法に定めてはあるが、達成できてゐるかどうかを知る方法はない。
Why Government Cannot Be Run Like a Business | Mises Wire

官民連携の正体
官民連携とは古い中身に新しい呼び名をつけただけだ。大きな政府とは、政府とそのお気に入りの企業の双方が得をするやう連携すること。16〜18世紀欧州の重商主義では、消費者への重税や多くの商工業者への規制により、気に入つた企業の独占やカルテルを助け、助成金を与へた。
The "Partnership" of Government and Business | Mises Institute

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