2019-07-14

効率改善の落とし穴

効率改善の落とし穴
起業家による価値創造とは、未来に向けた行動である。一方、効率改善とはすでに存在するものを対象とする。改善できるのは確立された手順だけだから。破壊を伴ふ価値創造でなく効率改善に固執すれば、古い経営体質を強化するばかりだ。効率改善は未来でなく過去の価値に頼る。
Why Modern Economics' Fixation with "Efficiency" Is Dangerous | Mises Wire

ノルウェー脱出
ノルウェーのベンチャー企業が新鮮なアイデアと資本を携へ、次々とニューヨークに移つて来てゐる。地元より税率が低く規制が緩やかなためだ。ノルウェーは高税率と厳しい規制に苦しんでゐる。このため米国はノルウェーのベンチャー企業が育つうへで、より恵まれた土地なのだ。
Norwegian startups flocking to New York for lower tax rates

偽りの経済回復
2008年以降の米経済回復は、景気対策と量的金融緩和による偽りの回復だ。本物の経済成長ではない。株高は富の創造に見えるが、国の生産力は弱いままだ。未曾有の金融緩和にもかかはらず実体経済の成長は貧弱で、その結果、物価水準は大きく上昇せず、比較的安定を保つてゐる。
Phony Economic Growth Stats Conceal Deep Problems on Main Street | Mises Wire

前近代への逆行
社会主義国は工業化と資本主義の利点を突き崩さうとする。経済において個人の選択と資本の蓄積は自然なことなのに、それを抑圧してきた。私有財産を侵し、経済を支配し、個人の意思決定を集団に従はせる。人口に十分な食糧を生産できず飢餓を招く前近代に社会を逆戻りさせる。
Socialism: A Man-Made Malthusian Trap | Mises Wire

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