2019-02-10

不寛容な人々

不寛容な人々
これ、たばこ休憩が良いか悪いかといふ話ではなく、多少の息抜きで離席するのは構はないけれど、長時間不在で周りに迷惑をかけるのは良くない、といふごく普通の話のはず。「臭い抜けるまで帰ってこないで」とかいふ非寛容なコメントには、喫煙者ならいくら叩いても良いといふ怖い空気を感じます。
「デスクにいる=仕事してる」? “たばこ休憩”めぐり論争

スマートな対策を
客からの暴言や暴行を「カスタマーハラスメント」(カスハラ)と呼び、問題視する動き。警察への相談を奨励する向きもありますが、もっとスマートな解決法があります。カスハラに遭ひやすい職場の従業員に会社がカスハラ手当を払ふのです。もちろん度を越した暴力などには法的措置を取ればよろしい。
店員に「土下座強要」で逮捕続く…「お客様は神様」から意識変化?

本当に悪なのか
経済学の教科書には独占は悪だと書いてあるので、たいていの人はそれをうのみにしてしまひます。けれども独占が悪とはそれほど自明なことではありません。どんな巨大企業でも、政府の力を利用して市場競争を制限しない限り、消費者の選択に絶対的な影響力を及ぼすことはできません。規制強化はむしろ、対応する余力のある大企業に有利に働きます。
公取委、巨大IT実態調査へ…通販・アプリ販売

対岸の火事?
中国は個人情報で国民を管理する恐ろしい社会だといふ報道がよくありますが、それならもっと日本自身の動きにも気をつけるべきでせう。その意味でこの記事は私たちの注意を喚起してくれます。どの国の政府も、国民が厳しく目を光らせない限り、社会の管理を強化したいと望むもの。中国も日本も同じことです。
Tカード情報令状なく捜査に提供 規約明記せず、当局は保秘

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