2026-04-07

イラン戦争を止めるには

How To Stop the War Against Iran - Antiwar.com [LINK]

【海外記事より】アメリカの元連邦下院議員デニス・クシニッチ氏による、イラン戦争を阻止するための具体的な提言をご紹介します。現在、中東に展開する5万人の米軍部隊のうち、最大1万5,000人がイランの重要な石油輸出拠点であるカーグ島の攻略準備に入っています。政権側は、この島を占領することでイランの収入源を断ち、ホルムズ海峡の主導権を握る青写真を描いています。しかし著者は、20年以上も要塞化されてきたこの島への地上侵攻は、19世紀の「リトルビッグホーンの戦い」で全滅したカスター将軍の悲劇を繰り返すことになると警告しています。

軍事顧問たちの過信や文化的な偏見、そして相手の力量を過小評価する姿勢は、かつての失敗と酷似しています。カーグ島への侵攻やさらなる爆撃は、米軍兵士に多大な犠牲を強いるだけでなく、食料や燃料などの世界的な供給網を崩壊させる引き金となります。トランプ大統領はこの戦争の理由を、イスラエル支援や政権交代、核物質の除去などと二転三転させてきましたが、最近では「石油を奪うため」という露骨な動機を語るようになりました。政権内部では、戦争を利用した市場操作で巨利を得る者も存在し、戦争が巨大な詐欺の道具と化している現状があります。

著者は、この戦争を止める唯一の確実な手段は、議会が持つ「予算編成権」を行使することだと強調しています。憲法上、戦争を開始する権限は議会にありますが、現在は正式な宣戦布告なしに、予算案の承認を通じて事実上の戦争が継続されています。軍事費の追加予算案に「賛成」することは、戦争に「賛成」することと同義です。トランプ氏は2027年度の軍事予算を1.5兆ドルに倍増させようとしていますが、この膨大な資金を断つことでしか、イランでの惨劇を終わらせることはできません。中間選挙を控え、市民が自らの代表に対し、戦争予算案に反対するよう明確な意思表示をすることが、平和への唯一の道であると著者は訴えています。

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