2024-10-10

危うい対イラン政策

イランは米国を攻撃したり、米国人を脅したりしたのか。していない。紛争激化の連鎖を引き起こしたのは、イスラエルによるイランへのミサイル攻撃だった。イスラエルとイランの戦争は米国とは何の関係もないばかりか、米国の関与拡大は、中東における国益を損ねている。
American Neocons Get Their Iran War as Congress Sleeps - The Ron Paul Institute for Peace & Prosperity [LINK]
イランはペゼシュキアン大統領の当選によって改革派が復活した。ところが米国はこのチャンスにイランとの交渉に応じて関係を改善するのではなく、核合意交渉の申し出を拒否し、敵対関係を続ける無益な政策に固執しているようだ。平和を遠ざけ、自国の利益を損なっている。
The U.S. Continues to Undermine Its Own Interests in Iran | The Libertarian Institute [LINK]

イランの核施設に対する攻撃は、大戦争と同国の核兵器開発の引き金になりかねない。米国はイスラエルの行動激化を支持せず、牽制すべきだ。イラン政府は核交渉の再開に関心があり、核問題を平和に解決するチャンスだ。核開発計画に対する軍事行動は逆効果であり、必要ない。
A Terrible Iran Question and Two Terrible Answers [LINK]

もしバイデン政権がイスラエルによる紛争激化を許せば、米イランの直接の軍事衝突につながる可能性は極めて高く、中東は大きく不安定化するだろう。米国の安全保障に及ぼす影響は計り知れない。ブッシュ政権が中東で追求した悲惨な軍事的冒険に匹敵する結果は想像に難くない。
Iran bombs Israel, but buck stops with Biden | Responsible Statecraft [LINK]

イスラエルのネタニヤフ首相は、イランが直接参戦してくるよう期待して、戦争をレバノンまで拡大するだろう。ヒズボラもイランも現段階ではイスラエルとの戦争を望んでいないが、イスラエルがレバノンやヒズボラと本格的な戦争を始めれば、イランは黙っていまい。
Assassination of Hamas leader in Iran puts new president in a trap | Responsible Statecraft [LINK]

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