2024-09-11

GDPで現実を測れるか?

国内総生産(GDP)は現実世界との関連性を欠いているが、政府の介入を正当化するため大きな需要がある。GDP成長率が高いことは、ほとんどの場合、実質貯蓄が集中的に浪費されていることを意味する。「良い」GDPデータにもかかわらず、多くの個人の暮らしは困難になっている可能性がある。
Is GDP an Accurate Measure of Reality? | Mises Institute [LINK]
GDPが社会に利益をもたらす経済活動を測定するものならば、政府支出を含めるのは好ましくない。民間経済では、支出はサービスの提供に対する自発的なものだから、生産物の価値を測定すればいい。政府のサービスは一方的な強制だから、測る方法はない。
How GDP Metrics Distort Our View of the Economy | Mises Institute [LINK]

GDPは、私たちが医療や教育にどれだけのお金を費やしているかを記録することはできるが、購入しているサービスが良いものかどうかを知ることはできない。民間の医療サービスを国有化すれば、GDPの数字は伸びるだろうが、医療の質は下がり、コストは上がる。
Should We Believe the GDP? | Mises Institute [LINK]

経済の歴史的な発展を統計で測ることには、根本的な問題がある。生活水準の向上を測る際、メールとファックス、自動運転車とポンコツ車、レコードと音楽ストリーミングなどを比較するのは難しい。この問題はGDPにとどまらず、経済的不平等や物価上昇率の変化の測定にも及ぶ。
The Poverty of GDP | Mises Institute [LINK]

健全な経済と成長への道を取り戻す方法は、いつだって大幅減税と歳出削減だ。たしかにこれは緊縮財政だが、政府にとっての緊縮でしかない。民間経済に対する政治の収奪を減らすことで、消費者は利益を享受できる。政府予算による資源の消費は、ほとんどすべてが無駄だからだ。
How Reducing GDP Increases Economic Growth | Mises Institute [LINK]

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