2024-08-23

無政府主義の倫理

無政府主義に反対するリバタリアンは、功利主義に基づいて、「無政府ではうまくいかない」などと主張する。しかし無政府主義とは、無政府状態が「うまくいく」と考えることではない。侵略は正当化されず、政府は必然的に侵略を行うと信じているだけだ。倫理的な見解なのだ。
What It Means To Be an Anarcho-Capitalist - LewRockwell [LINK]
トランプやマスクのような実業家は、政府を「ビジネスライク」にするといつも口にしており、「効率化委員会」はその第一歩だ。自分を責任者にすれば、政府はスムーズに動く機械になると彼らは言う。しかし効率的な政府はありえない。政府はその性質上、そもそも非効率なのだ。
Elon Musk’s D.O.G.E Is a DODGE - LewRockwell [LINK]

万人が主張できるのは、生命、自由、財産について、万人に同様に与えられる保護を受ける権利だけである。平等法制が形式的平等から実質的平等へと変質する傾向は、偶然や見落としではなく、公正を強制する性質に内在する。実際には、格差の根絶は結果の平等化と変わらない。
The Folly of Legislating against Unfairness | Mises Institute [LINK]

19世紀は独、米、露などの国々において、帝国と統合の世紀だった。政府の統合は、「民主主義国家」を権威主義国家に変えるカギだった。政府の意思決定が遠くなればなるほど、市民が政府に対して持つ影響力は小さくなるからだ。政府は国民のしもべではなく、むしろ主人になる。
U.S. Imperialism through the Lens of Mises’s Nation, State, and Economy | Mises Institute [LINK]

中東で都市を破壊し、何千人もの命を絶つことによって自由民主主義を創設することは、古典的な自由主義ではなく、絶え間ない不安定さの原因だ。米政府にとって自由と人権がそれほど重要であるならば、宗派に関係なく、中東で罪のない人々を虐殺する者を支援すべきではない。
U.S.-Zionist Imperialism and the Middle East | The Libertarian Institute [LINK]

0 件のコメント:

コメントを投稿