2021-06-08

ワクチン接種後の死


大規模会場まで設置し、新型コロナワクチンの接種が推し進められるなか、ワクチン接種後の突然死に関する情報が伝わってくる。

日刊ゲンダイも報じるように、厚労省の「厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会」(PDF)によると、医療機関などから報告された死亡事例は、2月17日から5月21日までに計85件。このうち、同部会は5月16日までに報告された55事例の評価を実施し、26日に公表している。

死亡事例は「ワクチンと症状名との因果関係が否定できないもの」「ワクチンと症状名との因果関係が認められないもの」「情報不足等によりワクチンと症状名との因果関係が評価できないもの」の三つに分類されることになっている。今回評価された55事例はいずれも「因果関係が評価できないもの」とされたが、各事例(いずれもファイザー製ワクチン)の詳細は衝撃的だ。

多くは70〜90代の高齢者だが、若者や中年も少なくない。基礎疾患のなかった「26歳の女性」は3月19日午後2時にワクチンを接種。急激なアレルギー症状であるアナフィラキシーや体調変化もみられず、職場で普段通りに勤務していたが、同23日午前11時ごろ、脳出血などで死亡した。

とくに異様なのは、「25歳の男性」の事例だ。男性は医療従事者で、4月23日午後4時にワクチンを接種。27日に出勤した際、事件が起こった。

NEWSポストセブンの記事によると、男性は病院内で、医薬品(KCL=カリウム製剤)を無断で持ち出している行為を発見されて暴れ、取り押さえられた。「顔を確認するが、表情なく、ボーッとして、ブツブツ言っており聞き取れない。(中略)1回見ても本人とはわからないくらい表情が違っていた」という。

迎えに来た両親が車で他の病院の精神科に搬送中、男性は高速道路で家族の制止を振り切って車から飛び降り、後続車にひかれ、その夜、死亡した。

「53歳の女性」は、3月24日に一回目、4月14日に二回目をそれぞれ接種。4月16日早朝、自宅で死亡が確認された。縊死による自殺だった。「(インフルエンザ薬)タミフルによる小児の異常行動等に類する脳・精神への影響があり得るかもしれない」と報告されている。

初めに述べたとおり、ワクチン接種と死亡の因果関係はいずれも「評価できない」、つまり不明とされている。しかし、もともとワクチンと副作用の因果関係は、証明が非常に難しいとされる。

接種直後に亡くなる人が相次いでいるのに、因果関係は不明の一言で片づけられ、接種が国策として推し進められる。背筋の寒くなる思いだ。

<参照記事>

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