2020-10-28

果てしない戦争

トランプ米政権は海外軍事介入の縮小に前向きな人事を固めた。駐アフガニスタン大使候補のルガー氏、駐ドイツ大使候補のマグレガー氏はともに、米政府の果てしない戦争と軍事偏重の外交政策を批判している。案の定、介入派のリベラル、ネオコンは両人事を激しく非難している。

On Foreign Policy, Trump Is Still the Lesser Evil | Mises Wire

米政府によるロッキードマーチンF35戦闘機の配備計画にかかる費用は最終的には1兆ドルを超すとみられる。同戦闘機は欠陥機とも言われるが、巨額の投資で関係業者は儲かり、海外軍事介入派の政治家は攻撃の兵器を手に入れる。国民は税負担が増すばかりか、安全も損なわれる。

The Trillion-Dollar F-35 Fighter Program Does Not Make Americans Safer | Mises Wire

米軍の将軍たちは第二次大戦後ずっと、海外での主な介入戦争に負け続け、国防予算を浪費してきた。それなのにメディアから、誰よりも国を思う人々だと持ち上げられる。そして他の技術官僚と同様、米国の軍事的冒険に知的・思想的な見せかけを与えるよう、支配層に利用される。

Military Generals Are Just Another Group of Self-Interested Technocrats | Mises Wire

米国はロシアと同類の安全保障国家だ。ロシア同様、力によって「国家の安全」に対する脅威に対抗する。暗殺はその一手段だ。議会も裁判所もその行動に干渉できない。米国民の多くが気づいていないのは、外国人を暗殺する政府の力が、米国民の暗殺にも利用されうることだ。

Where Did the US Government Get the Power to Assassinate People? | Mises Wire

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