2020-09-24

山火事はなぜ起こる

米国ではカリフォルニア州だけが高温と乾燥にさらされるわけではない。テキサス州はカリフォルニア州より森林が多く、気温が高いけれども、山火事はほとんどない。これはテキサス州では土地の95%が私有され、地主が土地の管理に責任を持って行動しているためだとみられる。

Forest Fires Aren’t at Historic Highs in the United States. Not Even Close - Foundation for Economic Education

何かを全員で所有するのは、持ち主が誰もいないのと実質同じだ。維持し、改善する意欲がなくなってしまう。用心深く管理しても得をしないし、むしろ無計画に利用したり、放置したり、立派に聞こえるだけで逆効果な「保護」をしたりするほうが利益になる。

Why There Are So Many Wildfires in California, but Few in the Southeastern United States - Foundation for Economic Education

メキシコのバハカリフォルニア州では林床に火がついても、自然に燃えるに任せる。この弱い火事は林床を掃除し、大規模な山火事を防ぐ。一方、隣の米カリフォルニア州では熱心すぎる政策で、小さな火事でもすべて消す。このため低木や枯木が密集し、大火事が広がりやすい。

What California’s Forest Fires and Financial Crises Have in Common - Foundation for Economic Education

米カリフォルニア州では山火事を抑え込もうとし始めて以来、森林が密集するようになった。同州シエラネバダ山脈の一部では、樹木の90%以上が枯木だ。掃除の役目を果たしていた小さな火事がなくなったせいで、森の多くは火花一つでたちまち燃え上がる火口箱になってしまった。

Let Forests Burn, If You Truly Love Them - Foundation for Economic Education

0 件のコメント:

コメントを投稿