2020-08-18

社会正義運動と暴力

構造主義に基づく過激なトランスジェンダー理論によれば、ジェンダー(社会的性差)は、あるいは性別そのものでさえ、染色体や解剖、ホルモン、生理学では特定できない。ジェンダーや性差を決めるのは思考で、究極的には言葉であり、呼び方だという。
Michael Rectenwald, Springtime for Snowflakes: “Social Justice” and Its Postmodern Parentage

ハーバード大学のBGLTQ(性的少数者)学生支援室によれば、ジェンダー(社会的性差)は「日々変わりうる」もので、大学は学生のその日その日のジェンダーを認識しなければならないという。トランスジェンダー理論とは、ポストモダン理論を貫く哲学的観念論の名残りである。
Michael Rectenwald, Springtime for Snowflakes: “Social Justice” and Its Postmodern Parentage

社会正義運動は生物学や遺伝学、進化生物学、進化心理学を目の敵にしている。そして、それらを対話の場から締め出すため、大学のセーフスペースや講演拒否を利用する。これらの学問分野に少しでも触れることは、社会正義の世界ではご法度だ。
Michael Rectenwald, Springtime for Snowflakes: “Social Justice” and Its Postmodern Parentage

真理と現実が思考だけに基づいて決まるという過激なトランスジェンダー理論は、独善的で権威主義的、反理性的、また事実上宗教的にならざるをえない。あまりにも意味不明な主張を含むため、世間に認めさせるには暴力をちらつかせるか、実際に行使しなければならない。
Michael Rectenwald, Springtime for Snowflakes: “Social Justice” and Its Postmodern Parentage

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