2020-08-03

戦争は国家の健康

故国という概念は平和、寛容、共存に連なる。しかし国家という概念の本質は権力と争いであり、攻撃する集団である。現代人は不幸にも、故国と同時に、国家にも生まれ落ちる。そして成長するにつれ、故国と国家を絶望的なまでに混同してしまう。(ランドルフ・ボーン)
Murray Polner, Thomas E. Woods Jr., We Who Dared to Say No to War: American Antiwar Writing from 1812 to Now

戦争とは国家の健康である。抵抗しがたい力を社会に無意識のうちに行き渡らせ、国民に画一性を強い、政府に熱心に協力させて、群集心理に染まらない少数派の集団や個人を服従させる。(ランドルフ・ボーン)
Murray Polner, Thomas E. Woods Jr., We Who Dared to Say No to War: American Antiwar Writing from 1812 to Now

戦争は軍事体制なしに存在できず、軍事体制は国家組織なしに存在できない。戦争と国家は分かちがたく機能的に結びついている。国家に反対しない限り、戦争に反対することはできない。(ランドルフ・ボーン)
Murray Polner, Thomas E. Woods Jr., We Who Dared to Say No to War: American Antiwar Writing from 1812 to Now

国家が象徴するのは、社会集団における横暴で、気まぐれで、強制的で、好戦的な力のすべてである。国家とは、現代の創造的な精神、生きたいという感覚、自由、幸福の追求に対するあらゆる嫌悪の複合体である。(ランドルフ・ボーン)
Murray Polner, Thomas E. Woods Jr., We Who Dared to Say No to War: American Antiwar Writing from 1812 to Now

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