2020-04-16

大恐慌の俗説

フーバー米大統領が不況に対し何も手を打たなかったため大恐慌を招いたという通説は誤りだ。フーバーに対し、大統領選で対抗馬となったルーズベルトは、米国史上「最も課税と出費の大きな政府」と攻撃。副大統領候補のガーナーは「国を社会主義への道に導いている」と断じた。
Media Are Still Peddling One of the Great Myths of the Great Depression - Foundation for Economic Education

ジョージ・ワシントンの栄光の時は米独立戦争のさなかでも、大統領時代でもなかった。権力を拒んだ時だ。戦争に勝利後、独立軍総司令官の職を辞した。大統領を2期務め、永世大統領にとの声もあったが辞退した。自由な人々に、権力の永続と集中を避けるよう身をもって示した。
A Nation’s True Test Comes After the Crisis - Foundation for Economic Education

14世紀の欧州で黒死病(ペスト)が大流行した際、一部ではユダヤ人やジプシーなど少数者のせいにされ、迫害・虐殺を招いた。地方の役人が危機に便乗し、死者の遺産や不動産を盗むこともあった。疫病は4年で終息したが、欧州の人口が以前の水準を取り戻すのには200年かかった。
The Black Death and the Coronavirus: Lessons from the 14th Century - Foundation for Economic Education

独ドレスデンの主婦メリタ・ベンツは1908年、35歳のとき、コーヒーの搾りかすを取り除くペーパードリップシステムを考案した。家族で会社を興し、最初は家庭で製造。1909年のライプツィヒ市で注目され、人気になる。1936年にデザインを変え、現在おなじみのコーン型になった。
How a German Housewife Fed Up With Grounds in Her Coffee Revolutionized the Famous Drink - Foundation for Economic Education

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