2020-03-10

核戦争の危機

1962年のキューバ危機以来の核戦争の危機は、1983年、NATOが行った大演習「エイブルアーチャー(有能な射手)作戦」である。演習のふりをした先制攻撃かとソ連が疑い、核戦争の寸前まで行った。今年、NATOが準備中の演習「ディフェンダー2020」は同様の危機を招く恐れがある。
Threat of a US and Russian Nuclear War Is Now at Its Greatest Since 1983 - Antiwar.com Original

米国がロシアの脅威を煽る背景はカネだ。非営利団体NATO委員会は、1990年代に防衛大手企業ロッキード・マーチンの副社長、ブルース・ジャクソンがNATOの東方拡大を目指して創設した。2014年のクリミア危機で、米軍事産業は探し求めていた新たなロシアの脅威を大喜びで祝った。
The New Cold War With Russia Is All America’s Fault - Antiwar.com Original

米国はベトナムにきわめて重要な利益などなかったし、ベトナムの未来はその国民に任せるのが最善だった。ジョンソン大統領と側近たちにそれがわかっていたら、ベトナム戦争の悲劇は避けられただろう。今の中東での軍事介入も同じだ。中東の未来はその住民たちに委ねるべきだ。
Gene Genovese and Our Criminally Reckless Wars | The American Conservative

英名誉革命後、1689年の権利の章典は「議会の同意なしに、平時に常備軍を徴募し、維持することは法に反する」と明記した。革命で追放されたジェームズ2世の常備軍は、市民への攻撃に使われるのではないかと懸念されていた。後に常備軍を巡る意見対立でホイッグ党は分裂する。
Writings on Standing Armies | Liberty Fund

0 件のコメント:

コメントを投稿