2020-02-27

シンガポールの教え / 忌まわしい制度(ウェブスター)

1965年、シンガポールがマレーシアから分離独立した際、大国こそが繁栄するという通念の中で、天然資源もない都市国家の成功を予想した者はほとんどいなかった。50年後、シンガポールは豊かさでマレーシアを引き離したばかりか、1人あたりGDPは旧宗主国の英国の2倍になった。
What an Independent Britain Could Learn from Singapore | Mises Wire

米政治家ダニエル・ウェブスターは徴兵制の導入に反対し、徴兵制は自由な国の政府にふさわしいか、市民の自由と言えるか、合衆国憲法に本当にふさわしいかと問いかけた。彼によれば、もちろん否である。そして徴兵制という「忌まわしい制度」は憲法に根拠がないと結論づけた。
Daniel Webster thunders that the introduction of conscription would be a violation of the constitution, an affront to individual liberty, and an act of unrivaled despotism (1814) - Online Library of Liberty

世界は小さな国の時代に向かっている。国の数はここ数世紀で最も多い。貿易の隆盛で、国境を広げ人口を増やす帝国主義のメリットが薄れた。国家はしばしば自給自足経済を求めるがそのコストは高い。グローバル経済のおかげで小国は繁栄し、租税競争によって大国に自制を課す。
Why Governments Hate Secession | Mises Wire

旧ソ連諸国が世界市場に相次ぎ参入した当時、米経済学者ゲーリー ・ベッカーが述べたように、小国は世界に向けて隙間商品を生産することで繁栄できる。大国のように広範な商品は提供できないが、グローバル経済と統合を深め、世界で需要のある何らかの商品に特化すればよい。
3 Reasons Why More Secession Means More Freedom | Mises Wire

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