2020-01-22

性格差への果てしない介入

STEM(科学・工学・技術・数学)教育における男女格差をなくそうという主張がある。だがもしそれが正しいなら、なぜ他の教科は放っておくのか。歴史、哲学、経営学にも男女格差があったら、是正しなければなるまい。あらゆる教科で意味もなく果てしない介入が続くことになる。
"Closing the Gender Gap" at Any Cost Threatens the Academic Integrity of STEM Education | Mises Institute

なぜ保守主義者は市場経済に反対し、資本主義を攻撃するのか。その理由を一言でいえば、変化だ。資本主義は変化をもたらすが、保守主義者は変化を根っから嫌う。米国の保守派は1950年代を理想化し、市場への規制を主張するが、当時国民の3分の1が貧しかったことを忘れている。
Conservatives Are Increasingly Wrong about Market Freedom | Mises Wire

米国のテレビ番組で「在宅教育をどう規制するべきか」という特集が放映された。番組では在宅教育で子供が虐待され面倒を見てもらえないめったにない例を挙げ、政府の監督がないからだと述べた。もちろんこれは、全国の公立学校ではびこる教職員による児童虐待を無視している。
“We” Should Not Regulate Homeschooling - Foundation for Economic Education

行動経済学者によれば、人間は不合理なので、自分が「本当に」望む行動を選べない。合理的に行動すれば、喫煙のような危険行為は選ばないという。政府の喫煙規制は人が本当に望むことを与え、自由への介入ではないという。馬鹿げている。喫煙を好む喫煙者がなぜ不合理なのか。
Economist: Your Freedom Is Dangerous Because You Might Set a Bad Example | Mises Wire

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